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ホテルの部屋から競輪の生観戦ができる!話題の「KEIRIN HOTEL 10」に宿泊してみた

玉野競輪場の前に誕生した「KEIRIN HOTEL 10」とは

 今年3月、岡山県にある玉野競輪場の目の前に「KEIRIN HOTEL 10」という宿泊施設がオープンした。「10」の意味は、基本的に9人で走るレースが多い競輪で「10人目の選手になった気分でホテルの滞在を楽しめる」というコンセプトから名付けられたようだ。もちろん部屋から観戦できるのはレース開催時のみだが、レース非開催時でも宿泊することは可能で、時間によっては地元選手の練習を見ることができる。バンクの目の前にあるホテルからレースを観戦できれば、競輪ファンには堪らない時間を過ごせるだろう。
玉野競輪場

写真右の建物が特別観覧席とホテルの食堂、左の建物が「KEIRIN HOTEL10」 
写真/セールス森田

 こちらのホテル、なんとレース開催中には選手も宿泊するようだ。しかし、競輪選手は開催期間中にスマートフォンなどの通信機器の持ち込みや、外部の人との接触は完全にNG。他の競輪場の宿舎では、前検日を含めた4日間隔離される状態となる。その選手たちが、一般のお客さんと同じ宿泊施設に泊まって問題ないのだろうか。  そういった疑問を解消するべく、今回は「KEIRIN HOTEL 10」に行き、実際に宿泊してみることにした。

競輪ファン大興奮のエントランス

 岡山県の宇野駅から徒歩15分、海と山に囲まれた場所にある玉野競輪場。その真横に建てられたホテルの入り口には、競技用自転車のオブジェが飾られている。
玉野競輪場

ホテルの入り口に飾られているオブジェ

 ホテルの受付にも競輪で使用されるさまざまな用具が飾られていて、競輪ファンである筆者は、一気に高揚感に包まれた。
玉野競輪場

照明には車輪が付けられている。売店の看板やスタンドの椅子など、実際に玉野競輪場で使用されていたものも多いようだ

 ホテルの同意書には「バンクにて練習している方がいらっしゃっる場合、大声や大音響など、迷惑となる行為は行いません」といった、普通のホテルの同意書では見かけない項目が並んでいる。こちらを記入してチェックインを済ませ、宿泊する部屋へと向かった。
玉野競輪

こちらがレース非開催時の同意書。「テラス席では缶・瓶・ガラスのグラスが使用できない」といった競輪場の客としてルールも記載されていた

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部屋も競輪一色に!
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Web編集者兼ライター。フリーライター・動画編集者を経て、現在は日刊SPA!編集・インタビュー記事の執筆を中心に活動中。全国各地の取材に出向くフットワークの軽さがセールスポイント
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