今年3月、岡山県にある玉野競輪場の目の前に「KEIRIN HOTEL 10」という宿泊施設がオープンした。「10」の意味は、基本的に9人で走るレースが多い競輪で「10人目の選手になった気分でホテルの滞在を楽しめる」というコンセプトから名付けられたようだ。もちろん部屋から観戦できるのはレース開催時のみだが、レース非開催時でも宿泊することは可能で、時間によっては地元選手の練習を見ることができる。バンクの目の前にあるホテルからレースを観戦できれば、競輪ファンには堪らない時間を過ごせるだろう。
こちらのホテル、なんとレース開催中には選手も宿泊するようだ。しかし、競輪選手は開催期間中にスマートフォンなどの通信機器の持ち込みや、外部の人との接触は完全にNG。他の競輪場の宿舎では、前検日を含めた4日間隔離される状態となる。その選手たちが、一般のお客さんと同じ宿泊施設に泊まって問題ないのだろうか。
そういった疑問を解消するべく、今回は「KEIRIN HOTEL 10」に行き、実際に宿泊してみることにした。