基本的にエアコン用の冷媒ボンベは専門業者への販売のみとなっているのですが、一部ネット通販では業者だけでなく個人への販売も行っており、価格もエアコンを買い換えるよりは安い価格で購入することが可能です。自宅で使用しているエアコンの冷媒の種類は、マニュアルや室外機のコーションプレートに記載されているので対応している冷媒を購入しましょう。 　室外機と冷媒ボンベを専用の配管で繋いで冷媒を程よくチャージしたら完了です。新品同等の冷え感を取り戻したエアコンなら、節電モードの室温28度設定でも快適に過ごすことが可能となります。 　もっと具体的な方法は解説サイトやYoutubeなどで公開されているので、事前にしっかりと予習してから取り掛かると良いでしょう。ちなみに専門業者に冷媒補充を依頼すると5000円位からとなっており、実は必須工具を揃えるよりも安く依頼ができてしまいます。 　DIY好きでエアコンの冷却不足に悩んでいる人が居たら冷媒補充を試してみてはいかがでしょうか。 　なお、冷媒補充などで失敗しても筆者は責任を負うことはできません。心配なら補償がしっかりとしている専門業者に任せましょう。 文／板倉正道テクニカルライター。三才ブックスのマニア誌『ラジオライフ』にてガジェットや分解記事を執筆。買ったら使用前に分解するのがライフワーク