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中古スマホのバッテリーはネットで売れる?「リチウム電池」の正しい取り扱い方法

中古スマホバッテリーの処理はどうするのが良いか

 昨年末にAppleから発表された「Self Service Repair」。認定修理業者だけでなく、個人ユーザーでもAppleから純正部品を入手して自分で修理が可能となるプログラムです。  すでにアメリカではサービスが開始されているのですが、日本国内では技適や電波法に抵触する為、サービスの提供は難しいとも言われています。    現在日本国内では、スマホが故障した場合にはキャリア独自の保証やAppleCare、販売店の保証など様々な形で交換対応が多いと思いますが、これらのサービスを受けるにはスマホ内のデータを消去、つまり初期化が前提となっているのです。  クラウドや外部記録メディアでのデータバックアップなどが面倒で、データを消さずに修理を依頼したいという人には、街中のスマホ修理業者を愛用している人も多いかと思います。  なかにはネット通販で個人的に部品を購入して格安で修理してしまう人もいるかと思いますが、実はキチンとした認定業者以外が修理を行ってしまうと、電波法違反になってしまうのです。

個人修理は違法ではないが……

   これだけ聞くと「様々なメディアで宣伝を行っているような街中の修理業者も、実は違法なのでは?」と思ってしまうかもしれませんが、総務省が認可している街の修理業者は総務省のホームページにてしっかりと公表されているので、街の業者に修理依頼を出す場合には、認可登録されている修理業者に依頼を出すのが安心です。
総務省ホームページ

総務省電波利用ホームページから認可業者を探すことができる。

 では個人修理はというと、自分で修理する行為自体は違法行為にはならず、分解してパーツ交換をする行為が改造とみなされます。とはいえ、現状ではお目溢しに近い状況で限りなくブラックに近いグレーといっても良い状況です。    とまあ法令の話はこの辺にしておいて、個人で修理すると破損品や劣化バッテリーなど処分に困る物が出てきますよね。
スマホバッテリー

腕に自身があれば個人修理も悪くはないのだが……

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中古バッテリーはネットオークションで売れる
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テクニカルライター。三才ブックスのマニア誌『ラジオライフ』にてガジェットや分解記事を執筆。買ったら使用前に分解するのがライフワーク

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