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アイドル好きな江籠裕奈が描く「ソロ活動の行く先」

また作詞に挑戦したい

――ではカップリングの「夢現」についても聞いていきたいと思います。この曲で作詞に初挑戦したということですが、やってみて感想は? 江籠 最初は全然乗り気じゃなくて(笑)。せっかくソロシングルを出すならプロの方が書いた方が絶対に良い曲ができるだろうって思ってたので。やるって決まってからも、作詞って誰かから教わるものじゃないじゃないですか。自分で選んだデモだけ持ってて、これに何をどうすればいいんだって思ったんですよ。 音源がデモの段階だと全部英語の歌詞だったから、そこからヒントを得るとかもできなくて、本当に真っさらなところから自分で当てはめなきゃいけなくて。名古屋から品川につく間に、新幹線で書きました(笑)。 ――早い(笑)。歌詞に出てくる“君”は誰をイメージして書いたんですか? 江籠 特に具体的な人はいないです。歌詞からいろんな考察ができるのが私も好きだし、楽しいところだと思うので、聴いた人が思う“君”に例えてもらったら嬉しいなと思います。 ――セリフから始まるのは江籠さんのアイデアですか? 江籠 セリフは最初なかったんですけど、表題曲の話をしているときに「私、曲の中にセリフがあるの好きなんですよね」みたいなことを言ったら、「夢現」のレコーディングの何日か前にスタッフさんに「最初セリフつけない?」みたいな感じで言われて。 ――最初は作詞に乗り気じゃなかったということですが、プレスリリースには「また作詞挑戦したいです!」とあります。心変わりの理由は? 江籠 「作詞してみたら?」って言ってくれたスタッフさんに後で聞いたら、「自分で曲を書いた方が歌と一緒に成長できるから」っていう意味で言ったらしくて。最初にそこまで言ってくれればいいのに(笑)。それを聞いて確かになって思ったし、私も書いてみたら楽しかったので、またやりたいなと思っています。 ――今回のシングルは一足先に“スペシャルNFTセット”が発売されましたね。 江籠 すごいですよね。「今どき!」って思いました(笑)。最初は私もあんまりよく分からなかったんですけど、説明されてすごいなあって。 ――アイドル好きとしてそういう限定グッズは欲しいですか? 江籠:限定版ですもん、そりゃ欲しいですよ(笑)。

忙しくても家にいたい

江籠裕奈――ソロでもっとこういうことをやりたいと考えていることはありますか? 江籠 こないだのライブのMCでも言ったんですけど、セットリストもめちゃめちゃ考えて作ってるから、1回きりじゃもったいないなと思い始めていて。自分もやるたびに違う楽しみ方を感じられるだろうし、いろんな人にもいっぱい見てもらえるしということで、いつかいろんな地方を回るツアーができたらいいなと思います。 ――ソロライブを3回やってきて、SKE48にこれは還元できるかなと感じたことはありますか? 江籠 全部、だと思います。(SKE48メンバーのソロでのシングルリリースが)前例のないことだったし、私もグループにいながらもっとアイドルを楽しみたいけどどうしたらいいのかなって思うところから始まったので、そういう子たちに「こういう進み方もあるんだ」って思ってもらえたらうれしいです。 ――SKE48としてはチームごとのZeppツアーも始まりますが、この夏にやりたいことはありますか? 江籠 アイドルって、ライブがたくさんあったりして夏忙しいじゃないですか。毎年思うんですけど毎年それを超える忙しさで、大変さを1回忘れちゃうのかもしれないけど「今年の夏マジで忙しくて」って毎年言ってる(笑)。リハして本番して、リハして本番して……みたいな。大体何かに追われてる毎日であまりゆっくりしている時間はないんですけど、できるだけ家にいたいです。本当にインドア(笑)。 ――休みの日に屋内で何かやるとしたら? 江籠 涼むか、あと水族館が好きなので、水族館は行きたいです。行くまでは暑いけど、涼しいじゃないですか。ツアーで大阪に行くんで、海遊館に行きたくて。絶対に日帰りだとは思うんですけど、行けたらいいなって思ってます。ジンベエザメが見たいです。美ら海水族館で見たことがあるんですけど、全然記憶にないから、ちゃんと目に焼きつけたいなって。 小さいときは毎年家族で名古屋港水族館に行ってました。何年か前も(斉藤)真木子さんに誕生日プレゼントで名古屋港水族館に連れてってもらったし、東京で(高柳)明音ちゃんにすみだ水族館に連れてってもらったりもしました。 「遊びに行きましょうよ」って言ってくれる後輩も増えたので、外に出なきゃなとは思うんですけど、でも家に招きたいですね。私が何かおもてなしするとかじゃなくて、ゆっくりして、めちゃめちゃデリバリーするとか(笑)。
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同期の古畑奈和卒業への思い
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