仕事

飲食店で「じつは歓迎されていない」客の行動。閉店ギリギリの来店で残業覚悟

10時開店なのに9時30分に来店する客

飲食店で働くエプロン姿の女性達 一方、10時オープンの店でアルバイトをしていた山崎透さん(仮名・20代)は、開店前に来店する客に嫌な思い出があるという。  山崎さんは9時15分に出勤し身だしなみを整え、開店の準備をおこなっていた。 「お客様に素早く提供できるよう、いつも通りコップとお箸とおしぼりの準備をしていました。そんなとき、9時30分を過ぎたころにお客様が来店されたんです」  店の入り口は開いていたのだが、入口のど真ん中には「準備中」の看板が置いてあるはずだった。それにもかかわらず、客は勝手に入店し、席に座ったという。 「『おい! 水はまだか、はよ持ってこいや』と怒鳴り声が聞こえてきました。私は、『当店の開店時間は10時からですので、あと30分お待ちください』とご案内したのですが……」

「この店どうなっとるんや!」と怒りながら出ていった

 客は「店、開いとるやんけ」と声を荒げ、山崎さんはどうしていいのかわからずにいた。そこに、騒ぎを聞きつけた店長が駆けつける。 「『店長か。ここの社員はどうなっとんじゃ。店開いとんのに何も出さんとおかしいんちゃうか』と言うお客様に対して、店長は真摯に対応していました」  最終的に、客は「もう、ええわ!」と一言残して帰っていった。その日は、無事に開店できたが「このような客は迷惑です」と、山崎さんは最悪なエピソードを振り返った。 <取材・分/chimi86>
2016年よりライター活動を開始。出版社にて書籍コーディネーターなども経験。趣味は読書、ミュージカル、舞台鑑賞、スポーツ観戦、カフェ。
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