仕事

キャバ嬢に「今まで使ったカネをぜんぶ返せ!」常連客の“逆恨み”で恐怖のどん底に

無言電話や営業妨害も

 さらにAさんの嫌がらせは続いた。 「私の携帯に非通知で無言電話がかかってくるようになったり、店の入口にジュースが撒き散らされていたこともありましたね」  ユナさんは外出が怖くなり、出勤も減らしていった。ちょうどその頃、ユナさんの母親の体調が悪くなったという連絡を受けたため、それを機に実家に帰ることにしたという。マンションも引き払い、ユナさんはキャバクラを退店した。  大事には至らなかったが、「今もたまにAさんにどこかで見張られているのではないかと思うときがある」というユナさん。夜の仕事を辞めようとも、1度経験した“恐怖”はなかなか拭い去ることができないのだ。 <取材・文/カワノアユミ>
東京都出身。20代を歌舞伎町で過ごす、元キャバ嬢ライター。現在はタイと日本を往復し、夜の街やタイに住む人を取材する海外短期滞在ライターとしても活動中。アジアの日本人キャバクラに潜入就職した著書『底辺キャバ嬢、アジアでナンバー1になる』(イーストプレス)が発売中。X(旧Twitter):@ayumikawano
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