パチスロハードボイルド サミー（製造･タイヨーエレック） 　当時を知る者には懐かしく、知らない者には新鮮な「サミークラシック」。これまで数々のパチスロ名機をよみがえらせてきた人気シリーズ第5弾として10月上旬からホールに導入されているのが、4号機時代の傑作ART機を復刻した「パチスロハードボイルド」だ。 「パチスロハードボイルド」のスペックは、初代のA＋ATを踏襲しつつ現代流にアレンジした擬似ボーナスと純増約0.8枚のATによる「A300＋AT」タイプ。ボーナスの獲得枚数はBIGが約300枚（※技術介入による獲得枚数アップあり）、REGが約60枚。ボーナスが突入契機となるAT「BULLET RUSH」は50Gの完走型で、AT中はリーチ目が出現するとボーナスをストック。BIGなら約50％、スーパーBIGなら突入濃厚だ。そしてAT終了後にストックされたボーナスを一気に放出と、初代そのままの出玉の波を再現している。 　さらにプレミアムREGから50％、BIGの一部からでも突入の可能性がある、初代の爆発トリガーを継承した「RUSH1000」も搭載。1000Gの間にどれだけのボーナスをストックできるか、期待感満点で消化できる至福の時間になっているぞ。 　BIGの獲得枚数を最大とする技術介入は、基本的にナビに従い左リールに白7を2コマ目押しと難易度は低め。それでも難しいという人は左リールにBARをアバウト狙いすればアシストが効いて75％で成功だ。 　演出面については液晶とリール出目の法則など、初代を忠実に継承。レバーON時の銃声といった代表的な激アツ演出は、当時を知る人も知らない人も興奮必至なのだ。リーチ目も多彩に用意されて打ち応えバッチリに仕上がった「パチスロハードボイルド」。これまでの「サミークラシック」同様に期待を裏切ることは一切なし！ 文／キム・ラモーンライターとして25年のキャリアを持つパチンコ大好きライター。攻略誌だけでなく、業界紙や新聞、一般誌など幅広い分野で活躍する。