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花にもNFTの時代到来!? デジタルブーケ専門店「メタフローリスト」で花を買ってみた

仮想通貨でなく、日本円で買える

しかもNFTとセットとも言える仮想通貨の表示はなく、税込3,500円というNFTとは思えぬ、街中の花屋で花束を買うのと変わらない、いたって良心的な価格設定。購入に仮想通貨が必要ないというのはありがたい。 メタフローリストメタフローリストでは、「未来の花束を贈ろう」というメッセージを掲げている。そこには東氏の花への敬意が込められている。「人類の歴史の中で、人は花に思いを託して、贈ったり、飾ったり、手向けたりしてきた。その習慣はたとえ時代が変わっても変わらないだろう。だが時代に合わせた新しい花、花屋のあり方があってもいいのではないか。若い世代やこれから先の未来に向けて、花を贈るという行為をデジタルのブーケという選択肢でも継承していきたい。また、花の生産や輸送に要する温室効果ガスの削減にも繋がる、環境にやさしい、未来の花のあり方を示すことでもある」 そのため、ショップでは購入時に自分用か相手に送るかを選択し、ギフトの場合は贈り主である自分の名前とメッセージを入力することができる。ここが肝心で、NFT作品は画像ではなく、入力した名前とメッセージが入ったオリジナル動画なのだ。まずは初デジブーケ、初NFTということで自分用に購入してみた。 決済が完了すると、2通のメールが届く。1通目は、オンラインショップのいわゆる注文内容の確認メール。2通目が、商品配達に匹敵する<デジブーケの準備ができました>というタイトルのメールで、ここに発行されたNFTを受け取るためのURLが記載されている。

デジタルブーケ画像は好きなように使用可能

メタフローリスト受け取りはスマホ限定で、メタフローリスト専用のウォレットアプリ「AMFC WALLET」が必要なのが、少々面倒ではあるものの、そこはNFTが故の必須プロセスなのだろうと納得。メールやサイトに丁寧に手順が記載されているので、スムーズに受け取り完了。ここで誰かに贈る際には、URLをコピペしてメールやDMを送るだけ。相手が受け取ると、自分宛に配達完了のお知らせが届く。ここまでが一連の流れだ。ウォレットに保管されているデジタルブーケ画像はダウンロードしてSNSでシェアしても、プリントしてポスターにしても、Tシャツにしても個人の楽しみの範囲なら好きなように使って構わないというから太っ腹だ。もう2作品も購入し全作品制覇した。 次回の新作発売は、10月18日(火)午前9時。季節も生態系も関係なく、表現の制約なく、どこまでも自由に創作できるデジブーケなだけに、次はどんな作品がリリースされるのか楽しみだ。 近い将来、東氏の思い描く、誕生日や記念日にデジタルの花束を贈るのが常識になる日が来るのだろうか。その頃にはもしかしたら、初回作品の価値が上がっているかもしれない。 <文/週刊SPA!編集部>
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