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“公然わいせつ”で逮捕の迷惑系YouTuberを直撃「5000万円以上の損失」に愕然

執行猶予中での逮捕

――それは正論ですね。1回目の逮捕はどのような内容だったのでしょうか。 1回目は窃盗ですね。3年ちょっと前です。トレードの資金が尽きて困っていて、とりあえずバイトをしようと思い、日払いのコンビニバイトをしたんです。そのときレジの中に70万円が入っていて、魔がさして盗んでしまいました。 うまく逃げられたので、味を占めてしまい、翌日別のコンビニに日払いバイトに行き、再びレジ金の30万円を盗みました。半年後に彼女と出かけようとしたタイミングで警察が家に来て、そのまま逮捕されました。懲役2年、執行猶予5年の判決が下ったのですが、支払える金がなかったので、1円も弁済しませんでした。 民事で裁判が来ていたのですが、全て無視しました。逮捕されて留置所にいる間は不安でした。でも彼女が180万の保釈金を出してくれて、すぐ出ることができました。保釈金も判決が出たら返金されます。 ――民事裁判を放置して相手の泣き寝入りを待つとか……あくどいですね。 お金がないからどうしようもないんですよ。払えないものは払えないので。 ――まだ執行猶予中ということですよね? そのタイミングで捕まって大丈夫だったのですか? もう一回、窃盗で捕まっていたら罪が上乗せされてたと思いますが、今回の逮捕は別の罪だったので大丈夫でした。

留置所での生活はツラい

――留置所ではどんな生活だったのでしょうか。 留置所は10畳ほどの部屋で4人で過ごします。2段ベットが2つにトイレが1つある部屋です。最大で23日間しか入れません。そこから起訴されると拘置所というところに行かされます。そこで実刑が確定すると刑務所にいきます。僕は留置所に最大日数の23日間入ってました。おそらく執行猶予がついていたので、なかなか保釈してもらえなかったのだと思います。でも起訴の罰金刑だったので、拘置所には行かずに済みました。 留置所はとにかく暇で、平日は本が1日1冊だけ借りられます。毎日小説を読んで過ごしてましたね。差し入れで本などをいただけたのが本当にありがたかったです。本がたくさんあるので、部屋の仲間に貸したりしてたんですが、バレて刑務官と揉めたこともあります。 歯ブラシセットやマスクも1000円くらいで販売していました。留置所ではマスク着用が義務付けられてるので、マスクも買わされます。 ――お金は持っていけるのですか? お金は上限なく持っていけるので、普通に過ごすことができます。食事は朝昼晩でます。昼飯は任意で600円で弁当を購入することができます。この弁当がシャバの弁当より美味しくて大満足でした。焼肉弁当やミートボール弁当などがありました。日替わりで3種類くらいのリストから選びます。 僕のことは番号で呼ばれるので、「3番! 弁当食べる?」みたいな感じで、そこで注文してお金を払います。でも土日はデザートしか買えなくてしょぼかったですね。弁当が食べたくてしょうがなかったです。課金しない弁当はコッペパンに野菜とコロッケとかで、課金弁当の味を知ってしまうと物足りないです。でも栄養バランスは良く、1ヶ月で5キロくらい痩せました。ソースとか醤油は、鉄格子の外から看守が渡してくれます。 ――同じ部屋の人たちはどうでしたか? 同じ部屋の仲間はいい人が多かったです。入れ替わりが激しくて、性犯罪、薬物、痴漢、傷害など、さまざまな罪で捕まった人がいました。でも、みんな好青年でしたね。ひとり、薬をよく飲んでいる人がいました。おそらく睡眠薬とか精神安定剤だと思うのですが。 ――薬を持ち込んでもいいのですね。 病気の人はいいみたいです。
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5000万円以上の損失
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’92年神奈川県鎌倉市出身。ライター業、イベント企画、映像編集で生計を立てています。レビュー、取材、インタビュー記事などを執筆。Twitter:@yamazaki_naoya

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