ライフ

起床後「朝の90分」が1日を左右する。パフォーマンスを高めるルーティンとは?

プロアスリートでも難しいモチベーションの維持

起床

写真はイメージです

実は、プロアスリートであっても毎日モチベーションを高く保つことは難しいです。私が「練習に向かう足取りが重い日がありますか?」と聞くと、ほぼ全員が「ある」と答えます。 モチベーションはどうしても日によってバラつきが生じます。しかし、朝の行動をルーティンにすることで、なるべく高くキープできるように“平均値”が上がっていくのです。 実際に、コーチングしたアスリートの人たちの声を聞くと、 「今日もイメージ通りのプレイがしたい!と、練習に対するモチベーションが高くなった」 「心に余裕が持てるようになったため、やる気が出ない日が少なくなった」 など、取り組む前と比べて明らかによくなっています。 おさらいしますと、 ①毎朝決まった時間に起きる ②カーテンを開けて日光を浴びる ③トイレ・洗面・朝食などを済ませる ④その日の予定を確認する ⑤呼吸を整え、2分間の瞑想を行う ⑥成功のマインドセット という流れになります。 これらを起きてからの90分間で行い、ルーティンにすることで、「今日はしんどいな」「嫌だな」「めんどくさいな」というネガティブな思考がなくなり、「よし、今日も頑張ろう」「やるぞ、勝つぞ」というポジティブな朝をつくりあげることができます。 トップアスリートや成果をあげているビジネスマンは、成功のイメージをしっかり持って一日をスタートしています。そして、その朝の行動を意識的に繰り返し、ルーティンにする人がとても多い。 ルーティンがパフォーマンスを高く保つことに役立ち、目標達成へと繋がり、さらにモチベーションが上がる。成功する人はそんな好循環を意識的につくっているのです。
スリープコーチ。上級睡眠健康指導士。(一社)オルソスリープアカデミー代表理事。2016年に「快眠ほぐしサロン すいみん」(大阪市)をオープンし、約2万人の睡眠をサポート。また、企業向けに睡眠セミナーも実施してきた。2022年2月からニック・リトルヘイルズ氏と正式に契約し、アスリートに向けた睡眠指導も本格化。社会全体の睡眠の質を高めるために奮闘している。Instagram(@tatsutoyano)Twitter(@yanotatsuto
1
2
おすすめ記事
ハッシュタグ