更新日:2022年12月18日 11:17
エンタメ

M-1決勝、元ファイナリストが断言する「ネタ順が結果を大きく左右する理由」

準決勝の出番順が連番だった有力コンビたち

ロングコートダディ

ロングコートダディ

 ファイナリストの中で準決勝の出番順が連番だったのがDグループ5番手「ロングコートダディ」6番手「男性ブランコ」だった。 「ロングコートダディ」の強いウケに真っ向から立ち向かい、大きな笑いを作った「男性ブランコ」。この自信は本番でも物怖じすることなく発揮されるだろう。
男性ブランコ

男性ブランコ

 ただし、「ロングコートダディ」の前の出番は「オズワルド」だった。前回準優勝の「オズワルド」をまくり、決勝の駒を進めた「ロングコートダディ」も侮れない。

新たな審査員たちがどんな判断を下すのか?

M-1グランプリ

ⒸM-1グランプリ事務局

 最後に審査員について書かせていただきたい。  2018年から継続されていた7人の審査員から上沼恵美子さんとオール巨人師匠が勇退され、今年は博多大吉さんと山田邦子さんが就任されることとなった。博多大吉さんは5年ぶりの復帰となる。舌鋒鋭い審査を期待したい。  初就任となる山田邦子さん。NHK「好きなタレント調査」で8年連続1位を獲得、最盛期にはレギュラー14本あったスーパー芸人であり、俺の世代の人ならば「女性芸人で唯一天下を獲った人」という認識だ。現在も舞台に立ち続け、笑いを追求し続けているレジェンド。漫才協会が主催する「漫才新人大賞」の審査員を務めた経験もある。まさに審査員として適任な方である。  ダウンタウン松本さん、中川家礼二、博多大吉さんと西から3人。サンドウィッチマン富澤君、ナイツ塙君、山田邦子さんと東から3人。そして、落語会から立川志らく師匠とバランスが取れた布陣となった。  夕方の敗者復活戦から決勝まで目が離せない一日が始まる。 <撮影/林 紘輝>
1972年、大阪府生まれ。1992年、11期生としてNSC大阪校に入校。主な同期に「中川家」、ケンドーコバヤシ、たむらけんじ、陣内智則らがいる。NSC在学中にケンドーコバヤシと「松口VS小林」を結成。1995年に解散後、大上邦博と「ハリガネロック」を結成、「ABCお笑い新人グランプリ」など賞レースを席巻。その後も「第1回M-1グランプリ」準優勝、「第4回爆笑オンエアバトル チャンピオン大会」優勝などの実績を重ねるが、2014年にコンビを解散。著書『芸人迷子

芸人迷子

島田紳助、松本人志、千原ジュニア、中川家、ケンドーコバヤシ、ブラックマヨネーズ……笑いの傑物たちとの日々の中で出会った「面白さ」と「悲しさ」を綴った入魂の迷走録。

⇒試し読みも出来る! ユウキロック著『芸人迷子』特設サイト(http://www.fusosha.co.jp/special/geininmaigo/)
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