――漫画にはゆっぺさんが5歳の時、保育園のお昼寝中に同級生の男児に、下着の中に手を入れられたとありました。 ゆっぺさん（以下、ゆっぺ）「保育園でいじめをうけていたのですが、内容がどんどんエスカレートしていき、お昼寝中に下着の中に手を入れられたり、排泄行為を覗かれたりするようになりました」 ――当時、どのような気持ちでしたか。 ゆっぺ「被害にあった時は５歳だったので、性被害という認識はもちろんなかったのですが、『今まで受けていたいじめとは明らかに違うことをされた』と、子どもながらに感じました。恥ずかしいという気持ちがなにより大きかったのですが、同時に『誰にも知られたくない』と強く思いました」 ――身近な大人にも相談できなかったのでしょうか。 ゆっぺ「私の家は親がとても厳しかったので、『このことが親にバレたら私が怒られる！』と思ったんです。だから当時は、怒られるから隠さなきゃという気持ちが強くて、バレないように必死でした。 でも、加害内容が日に日にエスカレートしてくので耐えられなくなって、ある日保育園の先生に相談しました」 ――先生の対応はどうでしたか。 ゆっぺ「私が言葉でうまく伝えられなかったこともあって、『男の子は、好きな女の子にイタズラするもの』という言葉で片付けられてしまいました。当時の記憶や自分の気持ちは、今でも鮮明に残っています」