冬ドラマ、業界人が評価する中間査定。バカリズムの演出は「今後の主流になりそう」
『silent』と対をなす面白さの『星降る夜に』
さらにA氏はもう1作注目しているドラマを挙げてくれた。 「吉高由里子さん演じる産婦人科医の鈴が、北村匠海さん演じる耳の聞こえない遺品整理士・一星と恋仲になっていく“年の差”ラブストーリー『星降る夜に』(テレビ朝日系、火曜午後9時~)に期待しています。視聴率こそ2話の7.9%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)以降は停滞していますが、“ラブストーリーの名手”と呼ばれる大石静さんの脚本のうまさに脱帽しています。 吉高さんのマジメだけど素直になれない愛くるしいキャラクターと北村さんのお茶目であざとい一面をうまくシナリオに落とし込んでおり、ストーリーがすんなりと入ってくる。また、新人の産婦人科医を演じるディーン・フジオカさんのポンコツな役柄も妙にハマっており、登場人物の立たせ方はさすがの一言。 前クールの『silent』と設定が似ており比較される点も多いですが、同作ではライトなニュアンスで“難聴”との向き合いを描いており、ジメジメとしていない。どちらも魅力的なドラマですが、個人的には同作のほうが肌に合っています」 2クール連続となった“手話”をテーマにしたラブストーリー。2人の立場や年齢、聴覚障害者の描き方は違うだけに『silent』と『星降る夜に』を見比べてみるのも面白いかもしれない。
演技派がそろうヒューマンドラマ『リバーサルオーケストラ』
テレビドラマとお笑い、野球をこよなく愛するアラサーライター。
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