恋愛・結婚

「“レディース総長”と付き合う男性」に実は共通していた特徴

 こんにちは。伝説のレディース暴走族雑誌『ティーンズロード』3代目編集長をやっていた倉科典仁と申します。ティーンズロードは1989年に創刊され、90年代には社会現象に。現在は休刊となっておりますが、そんな本誌に10年以上携わっていました。ここでは私なりの目線で「編集者から見た暴走族」についてお話していきたいと思います。

レディースチームをまとめる「総長」

集合写真

レディース(女性暴走族)の集合写真(雑誌『ティーンズロード』より)

 当時、日本全国の200チーム以上の女性暴走族(レディース)チームを取材してきましたが、そのなかでレディースチームをまとめる「総長」が付き合っている(または結婚している)相手の男性には、うなずける「共通点」があることに気づいたのです。  今回は、「女性暴走族(レディース)総長の彼氏になる男たちの共通点」をテーマに、私が10年以上取材してきた経験からお伝えします。  もちろん、私が今まで出会った総長たちの彼氏像(もしくは旦那さん)を自分の目線で解釈したことなので、全員がそうではないことを前置きしておきます。

昭和の価値観では、女は「男を陰で支えるもの」だった

 皆さんは『極道の妻たち』という映画をご存知でしょうか? ヤクザの彼氏や旦那を影で支え、ある時は自分が体を張って愛する男を守るという当時大人気の作品です。  作中での彼女たちは、水面下で「極妻」同士のバチバチなやり取りはあるにせよ、決して出しゃばらず、陰で男を支えるという、ある意味で「昭和の女的任侠界の美学」のようなカッコよさがあります。  あくまでも男を立て、自分は主張しないが、抗争などが起きると極道の妻たちは必死になって男たちを守るために動きます。ある時は、男以上の度胸を見せて、命さえも顧みず戦うというストーリーでした。  当然、これは映画の世界ですし、ヤクザの世界と暴走族の世界ではぜんぜん違うと思いますが「不良的美学」としては「男を差し置いて女が出しゃばる」のは、旧来の日本の価値観としては珍しかったのではないでしょうか。  暴走族の世界でも昭和の頃は、女性は男性の運転するバイクの後ろに乗って集会などに参加することがほとんどだったと記憶しています。
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昭和から平成を迎えてレディースチームが増加
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