更新日:2024年01月02日 10:11
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“聞いたこともない三流大学”に通う元ヤンキーの意外な進路…「受かった時に涙ぐんでいた」

手の付けようがなかった不良が更生し、今では立派に活躍しているタレントの話が美談として紹介されることがあります。ただ、現実ではそううまくいかず、中高生時代に悪さをしていたときが全盛期で、実際に大人になると悲しい末路を辿っている場合も多くあります。 中野慎吾さん(仮名・29歳)は、“元ヤン”の幼馴染Aさんが変化していく様子を間近で見てきたといいます。
落ち込む男性

画像はイメージです

先輩に誘われて暴走族に

実は中野さん自身も元ヤンで、現在は地元の茨城県で中古車販売や修理などを請け負う会社を細々と経営しています。 「自分の地元はいまでもヤンキーがいて、暴走族も少ないながら活動しているようなエリアです。自分は、実家が中古車販売などをしていることもあって早くからバイクに興味があり、先輩に誘われる形で暴走族に入りました。その時に一緒に活動していたのが幼馴染のAで、喧嘩っ早くて幹部までのし上がっていました。自分はそこまでのめり込んでいなかったのですが、Aは所属していたチームの勢力拡大を熱心に行っていたくらい気合が入っていました」 中学生時代はグレていた中野さんですが、実家の店を継ぐため工業高校に進学。徐々に暴走族とも距離を取り始め、Aさんとも疎遠になったそうです。 「Aは勉強ができなかったので、県内でも有数の偏差値が低い高校に進学。たまに駅前で会うくらいで関係性が薄くなりました。ただ話を聞くと、高校生になっても暴走族の活動を続けていて、ヘッドとして20人くらいのヤンキーを率いる存在に。自分は高校を卒業したらすぐに働くつもりだったので、トラブルの多そうなAとあまり連絡をしないようにしていました」

まるで別人のような姿に驚く

地元でも札付きのワルとして名を馳せていたAさん。しかし、意外にも次に中野さんが出会った時はガラリと雰囲気が変わっていたそうです。 「駅前のマックで偶然Aに話しかけられたのですが、その時は服装や髪型も変わっていて誰なのか分からなかったほど。どうも、大学進学のために猛勉強しているとかで、少しでも内申点をあげるためにきちんとした見た目を心がけていたそうです。もちろん暴走族も辞めて、ずっと金髪だったのに黒髪に戻し、見た目としては普通の高校生そのもの。そんなに人間って急に変われるものなんだと驚いたことを覚えています」 急変したAさんの心を動かしたのは、社会現象にもなったあのドラマだったそうです。
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“聞いたこともない3流大学”に合格し…
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1979年生まれ。雑誌編集者→IT企業でニュースサイトの立ち上げ→民放テレビ局で番組制作と様々なエンタメ業界を渡り歩く。その後、フリーとなりエンタメ関連の記事執筆、映像編集など行っている

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