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“キングオブコント王者”ライス田所仁が語る、40年住んだ故郷の魅力「カッコつけなくていい」

相方・関町は高校1年からの付き合い

――高校の同級生で結成されたライスさん。年齢も重ねて40代になりましたが、関町さんとの関係性に変化はあるものですか? 田所:関町とは高校1年生のときに同じクラスになってからの付き合いで、人生の半分以上を一緒に過ごしていますけど、関係性は変わらないですかね。別に仲はいいので、2人っきりになったときは、楽屋で誰かの悪口言って盛り上がっています(笑)。 ――かまいたちさんの番組や、さらば青春の光さんのYouTubeチャンネルなど、関町さんがイジられキャラになっていますが、そのあたりはどうご覧になっているんですか? 田所:コンビとしてはプラスでしかないですし、そのつながりでめちゃくちゃデカい仕事が入ってきたりもするので、頑張ってほしいなとは思います。

愛嬌だけで乗り切っているのが個性に

ライス田所――関町さんがイジられキャラとして台頭することは、相方として予想していたことでもあるんですか? 田所:これを言うとアイツすごい怒るんですけど、(関町は)ネタも考えてないし、ものすごい特技があるわけでもないし、何かについて詳しくてテレビに出てるわけでもない……という芸人でも稀な“何もない”中で活動しているスゴいヤツなんですよ。 ――(笑)。 田所:イジる要素しかないので、イジられて当然な人間だとは思います。長く芸人を続けている人は、だいたい突出した能力を持っているんですけど、(関町は)愛嬌だけで乗り切っているし、今やそれがひとつの個性となって、全兄さん方が「アイツには気を遣わない」とメシを誘ってくれる。同期のかまいたちがイジってくれるのは、むしろ当然の流れだと思いますね。 <取材・文/浜瀬将樹>
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1984年生まれのライター。お笑い、ドラマ、映画などのコラム・インタビューを担当。Twitter:@mhmhhmhm18
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