担当者は“あのレジェンド”の同級生!
たきうえさんが管理する物件(※本人SNSより)
――話を戻すと、節約生活で黒字体質にして自宅を買われた?
たきうえ:そうです。それで都内の駅徒歩8分くらいにある築浅戸建てを買いました。この物件、内覧5分で即決したんですけど、その日は新宿でライブやってて、リハーサル終了後にダッシュで内見に行って、すぐ本番に戻ってきました。
――5分の内覧で決められるものなんですか?
たきうえ:それまでに結構いろんな物件見てきたので、なんとなくいい物件がわかるようになってて、チェックポイントも自分のなかで決まってるんで5分くらいでパッと決めました。不動産っていい物件はすぐ売れるんで、それこそ瞬間蒸発ですよ。買う側としては大きな買い物なんで、本当なら数日悩みたいくらいなのに、商品の値段に対してバグってますよね。
その時、住宅ローンを借りた銀行の担当者がお年を召した方なんですけど、「じつは僕の同級生も芸人やっていて、たきうえさんのローン通るように頑張ります」って話になって「同級生って誰なんですか?」と聞いたら、同じ事務所の先輩、小堺一機さんだとわかり、ビックリしました。ご縁みたいなものを感じましたね。まあ、その後、離婚して家売っちゃったんですけど(笑)。
2023年には単独ライブツアー「我道」を開催
――自宅売却では損しましたか?
たきうえ:これすごくいい勉強になったんですけど、僕が住んでいたエリアって築3年の物件を買って4年間住んで売りに出したら、買ったときより高く売れたんですね。だから4年分の家賃がタダになって、さらに数百万円が手元に残ったイメージです。だから「賃貸VS持ち家論争」ってありますけど、僕の中では結論出ています。
需要のある立地の物件は売れるし、人気が出る。逆に人気のないとこ買うとそれは売れない。たとえるなら、ラーメン屋を始める時に「飲食店は5年で9割潰れるからやめとけ」って話が出るけど、「需要がある美味いラーメンを作れば潰れない」ということです。
自宅の売買を経験したおかげで、アパートのような1億円近い商品を売ったり、買ったりすることに、ビビらなくなったというのはありますね。
【インタビュー後編を読む】⇒
アパート2棟、太陽光4基を所有する大家芸人・たきうえ。“不仲”と話題の相方・ちゅうえいの反応は
<取材・文/栗林篤>
【たきうえ】
ともに岐阜県出身のちゅうえいと、高校卒業後の2000年にお笑いコンビ「流れ星」を結成(2021年に流れ星☆に改名)。2013年に『THE MANZAI』で決勝進出し、一躍人気芸人の仲間入りに。2020年に本名の瀧上伸一郎から「TAKIUE」、2022年には現在の芸名に改名している。流れ星☆単独ライブツアー 2023 「我道」が7月29日より開催
不動産、マネー、ネットカルチャー分野を得意とするフリーライター。社会事情についても執筆する。著書に『サラリーマンのままで副業1000万円』(WAVE出版)。X(旧Twitter):
@yuutaiooya
【
流れ星☆単独ライブツアー 2023 「我道」】
■チケット一般発売日 2023年4月1日(土)10:00〜
■公演日程
<岐 阜> 2023年7月29日(土)高山市民文化センター
<神奈川>2023年8月5日(土)横浜市教育会館
<茨 城>2023年8月13日(日)ひたちなか市文化会館・小ホール
<北海道>2023年8月19日(土)共済ホール
<大 阪>2023年9月16日(土)ナレッジシアター
<群 馬>2023年9月18日(月)高崎市文化会館・大ホール
<東 京>2023年9月23日(土)山野ホール