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コンビニ店員が嘆く「迷惑客」4選。“歩きスマホ”で店内に長居、何も買わずに出ていく人が意外と多い

 筆者はコンビニで長く働いてきた。辞めていた時期もあるが、現在はライター業の傍ら、知り合いの店長に「人手不足」を理由に頼まれ、空いた時間に手伝う生活をしている。  今回は、コンビニ店員として感じる「迷惑な客」4選を紹介する。3月13日以降、政府はマスクの着用について「個人の判断に委ねる」方針を示したが……。

①“歩きスマホ”で店内を長時間フラフラして何も買わない客

レジで商品をスマホ決済する男性

※写真はイメージです。以下同

 ここ最近、客の行動で気になっているのは、「歩きスマホで店内をフラフラする」ことだ。若い人に多い気がするが、どういうつもりなのかを知りたい。  電話で大声で会話したり、画面を見ながらグルグルと店内をうろついたりしている姿は滑稽で、見ているこちらも地味にストレスが溜まる。何かやらかしそうで気になってしまう。  その後に買い物すれば問題ないが、10分以上フラフラした挙げ句、何も購入しないで出て行ってしまうこともある。それは正直、迷惑でしかない。  店長によると、これは深夜でもよくあるらしい。レジ付近に来たと思って慌ててバックルームから出ていくと、やはり客は何も買わずに出て行ってしまうとのこと。  外よりかは雑音が少なくて、寒さがしのげるから? なぜ店に入ってくる?  この不思議な現象は、なんと呼んだらいいのだろうか。

②店内の物を壊しておきながら何も言わずに帰る客

コピー機 店を利用する客は常識を守っていただきたい。先日、ゲームのキャラクターなどがプリントされたプリペイドカードが床に落ちていた。怪訝に思って近づくと、それを掛けるラックの部品が壊れていたのだ。  おかしいと思って店長が防犯ビデオを確認。すると、コピー機を使用していたお母さんの横で小さな子どもがプリペイドカードをいじりだし、ラックの上にも乗っていた。ふつうは親が注意するだろ!  しかし、そのお母さんは何も言わず、子どもが部品を壊した際も、それに気が付いたにもかかわらず、知らんぷりして帰っていった。  もしも「子どもが壊してしまって申し訳ないです」とか一声かけてくれたら「こちらで直しておくのでいいですよ」なんて返すこともできるだろうが、なんとも言えない悔しさだけが残った。店内の物を壊しておきながら黙ってそのまま帰るなんて、器物損壊だろう。思わず呆れてしまった。
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コンビニ店員が嘆く「迷惑客」
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