コンビニ店員が「年配客の詐欺被害」を未然に防げた4つの違和感
―[コンビニ店員の浜さん]―
筆者はコンビニで長く働いてきた。辞めていた時期もあるが、現在はライター業の傍ら、知り合いの店長に「人手不足」を理由に頼まれ、空いた時間に手伝う生活をしている。
もう何年も前から店舗に対して“ある通達”が警察や本部からきている。それはコンビニ内での「詐欺犯罪」についてだ。たとえば「振り込め詐欺」。携帯で通話しながらATMでお金を振り込む人や、ここ最近では高額のプリペイドカードを購入する人などは、「不審に思ったら声掛けをしろ」というもの。コンビニ店員が詐欺被害を未然に防止して感謝状をもらったなどというニュースも時折見られる。
実際に筆者も「詐欺被害にあいそうになっている客」に遭遇したことがある。
電話しながらATMを操作する客は気になる
深夜の不審な行動
コンビニ店員が詐欺被害を防いだという報道は年間でそこまで多くはないものの、実際はけっこうあるのかもしれない。
ちょうど1年前ぐらいに、筆者も世間に褒められてもいいんじゃないかということをやった。
時刻は夜21時過ぎ。そのときは、けっこう暇だった。普段この時間帯の客層は、仕事帰りの会社員や、近所の若者が多い。
そこに、いきなり年配の女性客がプリペイドカードの台紙を手に持ちながら「これと同じカードを買いたいのだけど、どこにあるのかしら?」と聞いてきたのだ。
筆者は違和感を覚えた。
この時間帯に年配の女性が、わざわざプリペイドカードを購入しに来るのは珍しい。それになんだか急いでいるようだ。通常、このようなカードは「1000円」とか「1500円」とか「5万円」とか、具体的に金額が記載されているタイプと、「1500円〜5万円」とか書かれているタイプがある。
後者の場合、客の方から「2500円でお願いします」などと、欲しい金額を店員に伝える。しかしながら、中には何も言わない客もいるので「いくらでしょうか?」とたずねることもある。
この年配女性は、「1500円〜5万円」のカードを持ってきた。そして、1万円札を5枚出してきた。だが、きちんと金額を確認しないといけないので「いくらでしょうか?」と聞く。
「え、5万円って書かれているから5万円でしょう?」
「このタイプのカードは金額を言ってもらわないと」
「あら、そうなの?」
これは、“完全に怪しい”と思った。
この特集の前回記事
【関連キーワードから記事を探す】
この記者は、他にもこんな記事を書いています





