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『ジョブチューン』で酷評されたモスの“緑色バーガー”。実力派チェーンがしくじった理由を検証した

オンエアのたびに炎上や大きな反響を生み出すことでおなじみなのが、TBSテレビ系列の人気バラエティ番組『ジョブチューン』。5月6日は、ハンバーガーチェーン「モスバーガー」の従業員イチオシTOP10メニューを、ミシュランで星を獲得する一流料理人がジャッジする回でした。 モスバーガーといえば、最新のある調査(※)では王者マクドナルドを抜いて人気ナンバーワンに君臨する実力を持つ、日本の老舗ハンバーガーチェーン。番組のジャッジでは満場一致合格が5品、合格が4品という大健闘を果たす結果となりました。
モス ジョブチューン

ジョブチューンで満場一致で不合格となった「ソイシーバーガー」。何がいけなかったのか…

満場一致の不合格「ソイシーバーガー」

ここで気になったのが、唯一不合格になった、従業員イチオシ5位の「ソイシーバーガー」。満場一致の不合格がかえって強いインパクトを残す結果となりました。合格9品とは何が違ったのでしょうか? 今回は、モスの不合格バーガーを実食。ハンバーガーヒットのツボだけではなく、ハズレのツボについて考えていきたいと思います。みなさんにとって今後のメニュー選びのヒントになれば幸いです。

厳しい言葉が並んだ不合格コメント

不合格になった「ソイシーバーガー ~ソイのおさかな風フライ~」(490円)は、主要原材料に動物性食材を使用せず、野菜と穀物を主原料にしたハンバーガー。 これぞ、今注目の“プラントベースフード”です。本物の魚のような風味と食感が味わえることがポイントですが、判定の肝となる味評価の部分では、「全体的にパサついていた、ジューシーさが足りない。」、「モスバーガーらしさ(野菜のおいしさ、日本人に合うおいしさ)が感じられなかった。」など、厳しい言葉が並ぶ結果となりました。
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判定結果に強く納得することがあった
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食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。世界中の健やかな食文化を追求。女子SPA!連載から生まれた海外向け電子書籍『Healthy Japanese Home Cooking』(英語版)が好評発売中。Twitterは@sugiakatsuki12

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