恋愛・結婚

「本音としては“損した気分”」そんなに仲良くない相手の結婚式・二次会で地獄を見た

“私、必要なくない?”

 その後、幹事のグループLINEに招待された。幹事の人数は6人だった。 「こんなに人数いるなら正直、“私、必要なくない?”と思ったんですが、今さら断れず。週末に打ち合わせに参加することになってしまいました」  そこでは自己紹介をしただけで、具体的な二次会の話はなし。「ただの飲み会だった」と美穂さんは顔を引きつらせる。 「ほかの人たちはみんな“飲みサー”出身で、ノリがわからないし、ついていけない。その後の打ち合わせもほとんど酒を飲んでいるだけで、意味がわかりませんでした」

時間とお金が飛んでいく…

 単純に出欠を取るだけなら、やっぱりここまで人数はいらないだろうと思い、連絡を入れようとしたところ「次回からは撮影とかで忙しくなるので来てくれないと困る」と言われてしまった。 「撮影はサプライズ動画のことでした。それはいい話だと思うんですけど、まさかの新郎新婦の地元に行って親御さんにインタビューするとか、ルーツを探るとか、幹事が全員でコスプレして踊るとかいうのまであって。休日返上するだけではなく、有給を取ってまで撮影するハメになってしまって」  美穂さんはちょうどその頃、会社でキャリアアップしたばかり。有給が取れる状況ではなく、休日のみの参加で勘弁してもらったようだが、それでも結局かなりの時間を費やしてしまったという。 「サプライズ動画の撮影、編集に加え、ウェルカムボードの作成や、参加者の名前プレートに紹介文、新郎新婦にサプライズプレゼント……。制作費も自腹だし、飲み会の参加費もきっちり割り勘。トータルで5万円は軽く超えてしまいました。さらに、ご祝儀の3万円もあったので大きな出費でした」
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本音としては“損した気分”
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ライター兼底辺グラドルの二足のわらじ。著書に『最底辺グラドルの胸のうち』(イースト・プレス)、『現役底辺グラドルが暴露する グラビアアイドルのぶっちゃけ話』、『現役グラドルがカラダを張って体験してきました』(ともに彩図社)などがある。趣味は飲酒、箱根駅伝、少女漫画。X(旧Twitter):@sally_y0720

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