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ゴキブリ対策「夏本番を迎える前」が効果的。日常生活で絶対にやっておくべきポイント

卵には殺虫剤をかけても効果ナシ

 ただし、例外もあるらしい。 「ゴキブリの成虫の中でも、メスの身体には卵がくっついていることがあるんです。卵鞘(らんしょう)というのですが、これは殺虫剤をかけても効かないんです。ゴキブリの成虫を駆除できても、卵鞘がまだ生き残っていると時間が経ってふ化する。完璧に駆除をしたように見えても、幼虫が出てくる可能性があるんです。そのため、引き続き粘着シートやベイト剤は設置しておいた方が良い。ゴキブリ対策に油断はできないです。  ゴキブリの種類によりますが、卵鞘の中には大体20〜30個くらいの卵が入っています。メスのゴキブリが産み落とす卵鞘の数は10個前後なので、一生のうちに300個ぐらいの卵を産む計算になります。見つけにくい場所にあるため気づきづらいですが、もしもゴキブリを1匹見つけると100匹いるというのは、あながち言い過ぎではないですね」  最後に、自力のゴキブリ対策は諦めて業者に駆除を頼む場合には、何に気をつければ良いのかアドバイスを聞いた。 「もしも業者に駆除を頼むなら、なるべく早い方がいいと思います。対策が遅くなってしまうと、ゴキブリが大きくなったり、どんどん数が増えたりしてしまう恐れもあるんです。ゴキブリを家の中で1匹や2匹見つけてしまったら、その時点で一度相談をしてみてください。  あとはキッチンでゴキブリを見かけたとしても、他の部屋にも潜んでいる可能性が高いので、すべての部屋の駆除を頼んだ方が根絶するためにはいいですね」  ゴキブリには早めの対策が肝心といえる。まずはベイト剤を置くところから始めてみてはいかがだろうか。 <取材・文/池守りぜね、協力/害虫対策専門サイト「害虫駆除110番」>
出版社やWeb媒体の編集者を経て、フリーライターに。趣味はプロレス観戦。ライブハウスに通い続けて四半世紀以上。家族で音楽フェスに行くのが幸せ。X(旧Twitter):@rizeneration
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