ゴキブリ対策「夏本番を迎える前」が効果的。日常生活で絶対にやっておくべきポイント
日本列島も次々と梅雨入りし、じめじめと暑苦しい季節が到来。気温が暖かくなると出てくるのが「ゴキブリ」だ。1匹見かければ100匹いると言われているが、効果的なゴキブリ対策はないのだろうか。そこで、ゴキブリ対策にも詳しい専門サイト「害虫駆除110番」編集部・石田尚吾さんにゴキブリの生態や効率的な対策を聞いた。
2億5000万年前、太古の昔から存在していたと言われているゴキブリ。いくらテクノロジーが進化しても、この世からゴキブリはいなくならない。見かけるだけでゾクっとするような黒光りする物体と、できれば遭遇せずに過ごせるようにしたい。
ドラッグストアやテレビのCMでも、駆除剤を見かけるシーズンとなってきたが、ゴキブリが動き出すのはいつからなのだろうか。
「梅雨入りし、全国的に気温が上がってくる夏にかけて、ゴキブリの活動も活発になっていきます。ゴキブリは寒い気候を嫌うので、本州や沖縄など暖かい地方に多く生息しているのですが、冬の間は種類によっては成虫もいますが、多くは卵か幼虫のまま潜んでいます。冬を越えると、クロゴキブリの卵はふ化し、幼虫はさらに大きくなってきます」(石田尚吾さん、以下同)
一様に同じ個体に見えるゴキブリだが、頻出している種類は限られるようだ。
「日本でおもに出没するゴキブリはクロゴキブリ、チャバネゴキブリ、ワモンゴキンブリ、ヤマトゴキブリの全部で4種類になります。この中で、全国的に生息しているのがチャバネゴキブリとクロゴキブリの2種類。とくにご家庭で注意が必要なのがクロゴキブリです」
そんなゴキブリは、家の中ではどこに潜んでいるのだろうか。
「ゴキブリが好むポイントがいくつかあります。1つ目は食べ物や水があるところ。2つ目は暖かくて湿度の高い場所。例えば、リビングならばテレビの裏側やタンスの奥、寝室の場合はベッドの下のすき間など、目立たないところに潜んでいる可能性が高いです」
日常生活のスペースにゴキブリがいるのを想像するだけで身の毛もよだつ思いだが、ゴキブリがもっとも好む場所はほかにもあるという。
「いちばん注意していただきたいのは、キッチンです。暖かくて食べ物や水分が豊富というゴキブリが好む条件がそろっています。冷蔵庫の下や、冷蔵庫と壁のすき間、シンクやコンロの下にある戸棚スペースという場所には、家の中でも特にゴキブリが潜んでいることが多いです」
梅雨入りすると、ゴキブリの活動も活発に
キッチン周りに多く潜んでいる
出版社やWeb媒体の編集者を経て、フリーライターに。趣味はプロレス観戦。ライブハウスに通い続けて四半世紀以上。家族で音楽フェスに行くのが幸せ。X(旧Twitter):@rizeneration
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