恋愛・結婚

平日昼下がりにハメを外す…中年たちの“既婚者パーティ”に潜入「妻以外の人を見てみたい」

3人の子を持つお父さん、新たなトキメキを求め…

 3巡目に相見えたのは、40代男性と50代男性 。2人とも20代半ばに結婚し、40代男性は中高生の子どもが3人、50代男性は社会人と大学生の子どもが3人いるという。週末の家族サービスの話から、「ダブル受験で塾代がキツいんですけど」(40代)、「やっぱり大学が一番お金かかるよ。ピークはこれからだね」(50代)などと、子育て談義が始まった。塾の話、レジャーの話など、健全な話題が続き、色っぽい話題にはなりそうもないと思ったが、ここで50代パパが切り込んできた。 「好きなタイプってどんなの? 飲み友だったらおっさんでも大丈夫? 子どもが全員成人して1人の時間も増えてきたから、彼女が欲しいんだよね。まぁ、お金が厳しいから、彼女ができたとしても旅行とか行くのは難しいけどね……」(50代パパ)  と、素直な欲求とお財布事情を吐露した。健全で探り探りな空気感のなか、この手の話題を振ってくれるのはありがたいといえばありがたい。不倫相手のことを「彼女」と表現するのには違和感を覚えるが……。  人当たりの良いパパ2人組とは、席替え時間ギリギリになったため連絡先は交換できず。そして、会はいよいよクライマックスを迎える。

過去にブッチした女性と再会しお説教タイムへ!?

既婚者パーティ

他のテーブルの様子も気になる…(※一部モザイク処理してます)

 ラストのターンは、30代、40代、50代というバランスのいい布陣。30代と40代は既婚者パーティへの参加は初めてだというが、50代は6~7回参加経験があるという。席替え早々、男性陣はコソコソ話を始めた。「なんで逃げたんですか?」という怪しいワードが聞こえてきたので、すかさず突っ込んでみた。 「いやぁ……前回参加した時にあの女性がいて(チラッと他の席の女性に目線をやる)、連絡先を交換して後日お食事に行ったんですけど、なんか違うなって思っちゃって……。お礼のメッセージをくれたのに、未読スルーしちゃったんですよ。それでさっき一緒のテーブルになった時に『逃げたわね』って言われて、しこたましぼられちゃいました。2人にもご迷惑かけちゃってすみませんね」  なるほど、回を重ねると常連同士鉢合わせになることもあり得るよなぁと思いつつ、話題の女性を観察してみると、よく通る声でしゃべり、テーブルを大いに盛り上げているようだった。ブッチした者とブッチされた者の遭遇、若者同士の合コンなら気まずくなりそうなシチュエーションだが、ほか男性2名のニヤけ顔を見るに、きっとブッチした男性の過ちも美味しくイジってくれたに違いない。
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この後の展開を聞いてみると…
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