恋愛・結婚

平日昼下がりにハメを外す…中年たちの“既婚者パーティ”に潜入「妻以外の人を見てみたい」

駅に向かう道すがら手を握り…

 50代パパの話で出てきた「彼氏・彼女」というワードが、ここでも登場した。後ろめたさから聞こえのいい言葉に置き換えるのは、こうした既婚者界隈ではあるあるなのか。はたまた、不倫を超えた関係性を指して使われているのだろうか。 「その件以来、コロナもあって家庭中心に過ごしてきたんだけど、時間が経つと湧き立ってくるものがあって……。妻以外の人を見てみたいっていう気持ちもあるし。人によっては、会社の人に手を出したり、風俗にハマったりして泥沼になるケースもある。もちろん、何もない人もいるけど……たまにこうやってハメを外すぐらいは、いいかなと。自分はいたってまともだと思ってるんだけどね。いかれてるのかなぁ」  正味2時間ほど2人で過ごし、バーを後にした。「まぁ、同僚や友だちには言えないな」と苦笑しつつ、「帰り道だけ」と手をつないできた。念のため「大丈夫ですか?」と聞くと「職場からも自宅からも離れてるから」と言い、赤い顔でヘラヘラ笑った。数分間の不倫散歩ののち、駅に到着。  家族には会社を休んでいることは内緒にしているため、いつもと同じ帰宅時刻になるようにどこかで時間を潰してから帰るという。利用する路線が違ったため、彼とはここで解散した。都内だけでも、連日朝から晩まで既婚者向けのイベントが開催されている。浮ついた大人たちの戯れは、案外近くで展開されているかもしれない。 <取材・文/日刊SPA!パーティ潜入隊>
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