ニュース

「常に便失禁の恐怖に襲われ、外出するのが怖い」30歳の潰瘍性大腸炎患者が語る苦しみ

薬が慣れてくると悪化してくる…。完治が難しい病

新型「生きづらい病」当事者の本音

食の制約が多く、毎日の自炊で油成分を避けた野菜中心の食事に

 現在は、新薬を服用して寛解状態ではあるが、現在の医療技術では完治できない。 「薬で1年くらい調子が良くても、薬が慣れてくると悪化してくる。耐性ができてしまうんだと思います。再発の不安は常にありますが、食生活の工夫や通院をしながら、いつか完治できる薬が生まれることに期待しています」  しょうたさんは病に負けないよう、自身を奮い立たせ、前を向いている。 潰瘍性大腸炎:大腸の粘膜にびらんや潰瘍ができる炎症性疾患 。下痢の頻発が特徴で血便を伴うことも。発生原因は不明だが、遺伝や食生活、腸内環境が関わっているとされる。モデルの高橋メアリージュンらが罹患をカミングアウトしている。 取材・文/週刊SPA!編集部
1
2
おすすめ記事