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「本当のオレって何だ?」災害時に避難所で中年男性が“思春期おじさん”に変貌。突然退職する人も…

リアルな世界に関わりを持つことが重要

中年男の[災害七大リスク]研究

鎌田 實氏

被災地で自分探しに突如目覚めた“思春期おじさん”。どう対処したものか、周囲も本人も戸惑うことだろう。 「自分探しは堂々巡りで答えが見つからないもの。東日本大震災では、避難所で自分の役割を見つけられた人たちが早く立ち直れた。激変する環境下では、リアルな世界に関わりを持つことが重要です」

自らできる対策をして悶々とした悩みを吹き飛ばせ

深刻な不調ならば専門家に頼るしかないが、自らできる対策もあるという。 「避難所生活が長くなると、暇を持て余しがち。軽い運動などで体を動かすことに意識を向けるといいでしょう」 災害による困難な状況下、思春期の悶々とした悩みまで抱えてしまう事態は避けたい。 ★対処法……避難所でも体を動かし、自分の役割を速攻で探す 【医師・作家 鎌田 實氏】 30代で院長に就任した万年赤字の病院を再生し、地域包括ケアの先駆けに。国内外の医療支援に注力。著書に『奇跡の鎌田式ウォーキング』(家の光協会)など <取材・文/週刊SPA!編集部 イラスト/サダ>
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