恋愛・結婚

「自尊心が傷つき、地獄の日々」38歳女性が略奪愛で手に入れた“夢のセレブ生活”の現実

 真面目に働いても上がらない給料とは対照的に、ジワジワと上がっていく物価。そんな社会情勢に嫌気が差している人も多い。だが、もし、あなたが逆玉(逆玉の輿)やセレブ婚などを目論んでいるなら、リスクについても考えておくべきかもしれない
不倫

※画像はイメージです(以下同じ)

バーで知り合った男性を略奪婚

 笹本翔子さん(仮名・38歳)は、バーで知り合ったイケメン経営者Mさん(42歳)に妻子があると知りながら猛アプローチ。Mさんの好きなタイプについてリサーチし、理想の女性を演じること1年弱。いわゆる略奪愛で、夢のセレブ生活を手に入れた。 「知り合った場所もバーだったし、最初は不倫関係を続けて欲しいものを買えるだけ買ってもらおうというぐらいの感じだったのですが、Mはやさしくてイケメンで、お金もバンバン使ってくれたため、すぐに自分のものにしたいと思うようになりました」  そんな卑しい気持ちで奥さんからMさんを略奪した翔子さんでしたが、再婚して豪遊できたのは、たったの5年。「50歳を目前にMの髪は薄くなり、中年太りでお腹がでっぷりと出てきました。そして容姿が崩れていくとともに、経営も傾いていったのです」と話す。

クレカを勝手に使って散財

Mと知り合ったバーは、私とMの行きつけの店だったので、オーナーから状況を聞くたび溜め息が出ました。でも、そのオーナーにはお説教もされています。『Mが落ちぶれたのは、翔子ちゃんにお金を使い過ぎたからだ』と。でも、そんなの私に言われても困ります」  翔子さんにとっては、オーナーの言葉もMさんが落ちぶれてしまったことも、まったく受け入れられないことだった。だからこそ、翔子さんの散財は止まらない。Mさんのクレジットカードを借りて、あれこれコッソリ浪費をしていた。 「Mからは事前に『会社の資金が枯渇してヤバイから買い物を控えてほしい』『自宅マンションや別荘は売ることになるかもしれない』と言われ続けていました。でも実感もなかったので、いままでどおりお金を使っていたのです」
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「自尊心が傷つけられ、地獄のような日々」
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フリーライター。ライフ系や節約、歴史や日本文化を中心に、取材や経営者向けの記事も執筆。おいしいものや楽しいこと、旅行が大好き! 金融会社での勤務経験や接客改善業務での経験を活かした記事も得意

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