更新日:2023年07月26日 09:04
お金

AIで仕事を失うはウソ!?「40代からでも副業で稼げる人材」の共通点

いまから副業動画編集者で稼げる人の特徴とは?

 では、具体的にいまから動画編集者を始める場合、どのようなツールを使いこなすのが正解なのか。 「たとえば、Vrew(ヴリュー)というツール。これを使えば、自動的に文字起こししてテロップを入れられるなど、動画編集のスキルとしてこれまで求められていたものの一部が不要になります。  ほかには、ChatGPTの活用が挙げられます。YouTubeの動画編集であれば、ChatGPTは台本制作や企画立案に使えます」(鴻池氏)  特に、企画立案は初心者では手を出しづらい分野なので、ChatGPTからヒントを得られれば、初心者でも早い段階で一定以上のクオリティで提案ができるようになるという。 「ほかにも、AdobeのAI動画編集ソフト、Firefly(ファイヤーフライ)もそれに当てはまります。テキストでイメージや服装を指示すれば、そのイメージを生成することができたり、自由に服装を変えることができます。 『ロングヘアでTシャツを着た20代日本人女性を描いてください』と指示すれば、そのイラストができあがる。作業の圧倒的な効率化につながります」(鴻池氏)
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Fireflyで「ロングヘアでTシャツを着た20代日本人女性を描いてください」と指示した結果。イラストレーターは必要なくなる!?

プロントを使いこなせるか、がポイント

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サウナの女性もこの通り。あっという間に画像生成できてしまう

今後は、既存の動画編集ソフトをいかに使いこなせるかよりも、いかにプロンプト(AIへの指示)を実行できるかでパフォーマンスが左右される時代になるのだ。 「これまで530人以上の動画編集者を輩出してきた私のスクールでも、いま急激に授業カリキュラムの変更に迫られています(笑)。すでにアメリカではプロンプトエンジニアに年収40万ドル(約5,600万円)のオファーが出ているほどなのでバブルはまだまだ続くでしょう」    その点で、AIの普及はこれまでツールを活用できなかった人にこそチャンスが開けていると言えるだろう。 「もちろん、プロンプト実行力があるだけで仕事が舞い込むわけではなく、営業力も求められます。とはいえ、新たなスキルが求められている時代には新たな副業収入が生まれることは間違いありません」(鴻池氏)  稼ぐために求められるスキルは、時代とともに猛烈なスピードで移ろう。いまからAIを使いこなす動画編集者として大きく稼げる”副業中年”が生まれるかもしれない。  取材・文/日刊SPA!取材班
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