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今の年収は適正?自分の年収が安すぎないかをチェックできる「4つのステップ」

適正年収が急騰するスキルは実は営業!?

[日本人の値段]STEP2からは、人材紹介サービス「エンエージェント」責任者の藤村論史氏が市場価値の一つの判断基準として推奨する「カッツモデル」を基に、自身の経験やスキルにどの程度の価値があるかを検証していこう。 「カッツモデルとは役職とスキルをそれぞれ3つに分類。役職ごとに求められるスキルの割合を示したフレームワークです。人材育成や人事評価に、このモデルを採用している企業は少なくありません」 STEP2のテクニカルスキルとは、業務遂行に必要な技術だが、一つのスキルだけで200万円以上の付加価値が生まれることも。市場価値を爆上げさせるスキルや経験を、グローバル人材の採用支援コンサルティングを手がける瀧川仁健氏は次のように話す。 「私が一番評価しているのが営業スキル。今なら、IT×営業や無形商材の営業経験が2年以上あると年収100万~200万円アップはザラ。導入する企業が爆発的に増えているクラウド型のビジネスアプリ『セールスフォース』の導入支援や運営責任者も同様で、使えるというだけでも年収アップが期待できます」 希少価値のあるスキルは適正年収を高める一つの要素だが、勢いのあるサービスや新たなビジネス領域もまた、自身の価値を大きく高めていく。
[日本人の値段]

適正年収算出に必要な3つのスキル。今回の適正年収算出に大切なフレームワーク「カッツモデル」「階層が上がるにつれ、テクニカルスキルよりコンセプチュアルスキルが重要になります」(藤村氏)

【STEP2】テクニカルスキルの項目に当てはまるかチェック!

□セールスフォース導入支援/導入責任者の経験がある +100万円 □最新型のビジネスモデルの経験がある +100万円~ ・プロダクトマネジャー(PdM)経験 ・人事のHRビジネスパートナー経験 ・インサイドセールス/フィールドセールス/カスタマーサクセスの経験 □ChatGPTを使ったビジネスの経験 +50万円~ □TOEIC800点以上(最低でも600点)の英語力×自身の専門性やスキル +100万円~ □職種で望まれる資格を持っている +50万円~ ・財務経理の簿記1級 ・総務/人事の社会保険労務士 ・コンサルの中小企業診断士 ・現場監督の建築施工管理技士1級/2級 ・Web業界のGoogle アナリティクス ・個人認定資格(GAIQ) □管理職あるいはチーム/プロジェクトを率いた経験がある +50万円~ □無形商材の営業経験が2年以上 +100万円~ □IT×営業の経験がある +200万円~
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【STEP2.5】海外出戻りで年収アップの場合も
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