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50代での「安い中古マンション住み替え」は高コスパ!お金だけではないメリットとは

住み替えのメリットは「お金」と「介護」

[60歳でもう働かない]お金戦略ただ、50代から好条件の住宅ローンが組めるのか? 「一部の金融機関では80歳まで組めます。借り先は低金利なネット銀行がベストですが、審査が厳しいため、審査と金利のバランスがいい地銀が狙い目です。また、金利タイプは変動金利がオススメ。借入期間が短いので金利上昇リスクを受けにくいです」 また「高齢期のお金を考える会」主宰の畠中雅子氏は、「将来的に高齢者施設に入居する場合もあるので、家賃収入を得るところまで計画できるほうがいい」と話す。 「実は高齢者施設へ住み替えた後、施設内を徘徊しやすい人は広い庭を持つ一戸建てに住んでいた人が多いという共通点があります。介護の観点からも、中古マンションへの住み替えはいい選択なのです」

売買のタイミングと住宅ローンを組むときのポイント

ただ、家の売買はタイミングが難しい。売るタイミングと住み替え物件を買うタイミングがズレれば、一時的に仮住まいになったり、二重にローンを支払わなければならなくなることもある。 「ただ、焦って安く売ってしまうのは本末転倒だし、変な家に住み替えるほうがよほど失敗です。必要経費と割りきったほうがいい」(千日氏) また、会社を辞めると住宅ローンが組めなくなるので、辞める前に住宅ローンを組むことも重要なポイントだ。うまく住み替えを駆使したい。 【住宅ローン専門家 千日太郎氏】 公認会計士。住宅ローンのノウハウをブログやYouTubeで発信。著書に『住宅ローンで「絶対に損したくない人」が読む本』など 【ファイナンシャルプランナー 畠中雅子氏】 高齢者施設への住み替えアドバイスを行う「高齢期のお金を考える会」を主宰するなど、高齢者×住宅の問題に詳しい 取材・文/週刊SPA!編集部
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