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38歳の現役グラドルが未婚で出産。東京ならば“里帰りしない出産”も「意外とイケる」と感じたワケ

“マジで帰らなくてよかった”と感じた東京の子育て支援

東京都庁 さて、実際に里帰りをせずとも問題なく出産できたのかというと、ぜんぜん大丈夫だった。というか、“マジで帰らなくてよかった”と心から思っている。  私がどこに住んでいるのかは伏せるが、ちゃんと調べてみたら東京は意外と(と言ったら失礼かもしれないが)行政の子育て支援が手厚いと感じた。  産婦人科で妊娠がわかると、母子手帳をもらいに保健所にいくのだが、そこでは本当に手取り足取りいろいろ教えてもらえた。  今まで全然知らなかったが、子育て応援券なるものや、安価で家事支援をしてくれるサービスなどもあったので驚いた。  妊娠を機に禁酒をした私は、とにかく暇だったので、すすめられたものは全て参加。そして、参加すればするほど、“あ、意外と一人でも出産イケるな”という気持ちになった。  こんなにも良くしてくれることに感動したし、とにかく「シングルマザーだ」というと、みんなからすごく心配してもらえて、不謹慎にも「ラッキー」と思ってしまったくらいだ……。母に話したら笑って同意してくれたが、40年近く前に出産した田舎に住んでいる母のサポートを受けるより、現状をよく知る近所の行政に頼った方がよっぽど良い。  また、東京の出産・子育て応援事業「赤ちゃんファースト」も15万円相当のギフトがもらえて助かる。

産後ケアのショートステイに助けられた

 出産に関してもいずれ具体的に書きたいと思うが、無痛分娩でなおかつとても良い病院に出合えたおかげで、本当に痛くなかった(陣痛は死ぬほど痛かったけど)。母子同室だったが、ギャン泣きしていたり、夜中の寝かしつけを頑張っていると「寝な〜」と預かってくれたりで、結構眠れたのだ。  退院して自宅に荷物を置きに行ってから、すぐに新しい荷物を持って、数日は産後ケアのショートステイをした。  知らない人も多いかもしれないが、地域によって、自治体が契約する医療機関や助産院などに宿泊してサポートが受けられる産後ケアのショートステイというのがあって、要するに“産後のお母さん、ゆっくりしましょうね〜”というものだ。  三食昼寝つきの生活で、母子同室とはいっても泣き止まない時や、シャワーの時は預かってもらえて、基本的には「休むこと」がメイン。もちろん、選んだ病院や助産院によって内容は違うのだろうが、私の選んだ助産院は毎日のおっぱいマッサージや、アロママッサージなども受けられてリフレッシュできる。毎日プロに育児の相談ができるのは心強い。
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里帰りしない出産も「意外とイケる」
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ライター兼底辺グラドルの二足のわらじ。著書に『最底辺グラドルの胸のうち』(イースト・プレス)、『現役底辺グラドルが暴露する グラビアアイドルのぶっちゃけ話』、『現役グラドルがカラダを張って体験してきました』(ともに彩図社)などがある。趣味は飲酒、箱根駅伝、少女漫画。X(旧Twitter):@sally_y0720

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