エンタメ

「私ね、運がいいんです」麻生久美子が語る“この人と出会ったから、今ここにいる”3人の恩人

アイドルは無理。今の道はありがたい

高野豆腐店の春

(C) 2023『高野豆腐店の春』製作委員会

――ところで、麻生さんはもともと俳優を目指していたわけではないんですよね。 麻生:アイドルになりたかったんです。 ――それが俳優になって、ずっと活躍されていて。そうした巡り合わせをどう感じていますか? 麻生:私ね、運がいいんです。それはずっと思っていて。本当に巡り合わせでこの道に導かれたんだなと思っているんです。かといって、女優が向いているとかは全く思ってないんですよ。でもアイドルは無理だったでしょうね。無理ですよね、そういう顔じゃないですもん。だから今の道は本当にありがたいなと思っています。大きくわけて芸能界という同じ世界にはいますし。子どもの頃に目指したのは確かにアイドルでしたけど、人前で何かを表現するという意味では、目指した道にいるのかなって。

この人と出会ったから、今ここにいる

麻生久美子――では今後もやっていきたいと。 麻生:どう変わるかわからないですけどね。その時の自分の気持ちに正直にいたいと思っています。やめたければやめるかもしれないし。とにかく一番大切にしているのは人です。どんな人と出会うかで変わると思っています。 ――人、ですか。 麻生:はい。私は人との巡り合わせが本当に良いんです。この人と出会ったから、今ここにいるというのが明確にある。だからお仕事を選ぶときにも、もちろん作品や脚本にも惹かれますが、人で選ぶことが多いです。“この人と仕事をしたい”ということが大きいです。 ――「この人と出会ったから、今ここにいる」という意味で、どの監督の存在が大きかったですか? 麻生:今村昌平監督です。不動ですね。今村さんがいなかったら、今私はこの世界にいないので。今村さんと、それと相米慎二さん(『風花』)にも感謝したいです。それから、私の新しい可能性を見つけてくださったのは、三木聡さん(『時効警察』シリーズほか)の存在も大きいです。感謝したいです。
次のページ
豆腐と豆乳への意識が変わった!
1
2
3
4
ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画周辺のインタビュー取材を軸に、テレビドラマや芝居など、エンタメ系の記事を雑誌やWEBに執筆している。親類縁者で唯一の映画好きとして育った突然変異。X(旧Twitter):@mochi_fumi

記事一覧へ
【公開情報】
映画『高野豆腐店の春』は全国公開中
(C) 2023『高野豆腐店の春』製作委員会

【チェキプレゼント】
麻生久美子さんのサイン入りチェキを1名様にプレゼント
〆切:2023年8月27日
①「週刊SPA!・日刊SPA!」ツイッターアカウント(@weekly_SPA)をフォロー
②プレゼント告知の投稿をRT→応募完了
おすすめ記事