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大活躍の女優・小芝風花に芽生えた”先輩らしさ”

チャレンジには上限がない。だからこそ止まっている時間はない

小芝風花――今年は新年早々ゴチメンバーに選ばれ、4月期のドラマ『波よ聞いてくれ』ではこれまでにないキャラクターを演じ、相変わらず忙しそうですが、今の小芝さんにとって「働くこと」や「仕事」に対する考え方、モチベーションはどんな感じですか。 前クールのドラマの役があまりにも自分にとっても挑戦で、けっこう激しい役だったので、終わった後はちょっと燃え尽き症候群というか。なんか「走り切った」という感じがすごくあって。クランクアップして寂しいとかいうよりも、ほっとした感じが大きかったんです。 ――確かにミナレのキャラクターはかなり衝撃的でした。 あまりにも自分がやってこなかったジャンル(の役)だし、ものすごいセリフ量だったので、詰め込みすぎた分、終わった瞬間パンッ! って弾けてしまった感じです。でも、ありがたいことに、こうしてすぐに新しいお仕事をいただいて、気持ちを切り替えていかないといけないですね。 今までは意識せず、わりと勝手にオンオフ切り替わるタイプだったんですけど、今回は「よし、やるぞ!」って気合を入れないといけないくらい、2023年は上半期で一回、燃え尽きたなと(笑)。 ――それほど集中して取り組まれたんですね。 『波よ~』を含めて4本、ドラマのお仕事をご一緒させていただいたプロデューサーさんから「1回目(の仕事)だったらこの役は小芝さんに提案してないです」と言われたんです。それまでの自分のイメージにない役をオファーしていただけることって、自分の中の幅を広げる意味でも、すごくありがたいことだなって。ご縁を感じますし、俳優としても嬉しく思います。 ――ここまでの道のりを振り返って、自分を褒めてあげたいですか。 まだなかなかそこまでの余裕はないですね。周りのみなさんが期待してくれているからこそ、それを越えていかないといけないプレッシャーもありますし。1つ1つの作品で乗り越えるべき課題がちゃんとあり、チャレンジには上限がないからこそ、止まっている時間はないんだなって。
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SPA!での初インタビューから6年
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株式会社ラーニャ代表取締役。ドラマや映画の執筆を行うライター。Twitter⇒@Yuichitter

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