エンタメ

大活躍の女優・小芝風花に芽生えた”先輩らしさ”

楽しいだけではダメ。伝えることは伝えないといけない

――縁といえば、小芝さんとSPA!も長いお付き合いになります。初めてインタビューをしたのがなんと6年前、20歳のときでした。 めちゃめちゃお世話になってます。毎回ピーマンのこと聞きますよね(笑)。 ――年齢のことを言うのもなんですが、26歳になって「アラサー」と呼ばれる領域に差しかかりました。 そうなんですよ! びっくりびっくり。でも、気持ち的には20歳のときと変わってなくて。こうして久しぶりに会っても「そんなに変わってないな」って思いますよね? ――いえいえ! そんなことないですよ。 ただ、仕事の現場では年下の人も増えてきました。そうなると、今までみたいにただ笑って楽しく過ごすだけではなく、主演をやらせていただく以上は(意見や考えを)言えない人を代弁して言ってあげたり、守らないといけないなと思います。楽しいだけではダメで、伝えることは伝えないといけない年齢になってきたんだなって。 ――責任感が自ずと芽生えてきたということでしょうか。 そうですね。自分のなかでどういう姿勢で現場に臨むのかがすごく課題です。仲の良い俳優の友だちとも「私たち、カレーで言うとだいぶ甘口だよね」「もうちょっとスパイス効かせないといけないよね」「ずっと若いままの気持ちじゃいられないよね」ってよく話してます。 ――そうですか。 はい。そういう話をする歳になりました(笑)。
次のページ
思い描く理想の俳優像
1
2
3
4
株式会社ラーニャ代表取締役。ドラマや映画の執筆を行うライター。Twitter⇒@Yuichitter

記事一覧へ
おすすめ記事
ハッシュタグ