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「通帳を新聞と一緒に捨ててしまった…」年老いた親のお金管理に要注意。見逃してはいけない“7つのシグナル”

父親のギャンブル好きに拍車が掛かり…

[老親が危ない]診断

シグナル:パチンコ店の開店前に列に並ぶようになった

ほかにも「ギャンブル好きに拍車がかかり、争いに発展する」というケースもある。 「78歳の父は30年くらい前からパチンコが好きで週1の頻度で通っていたのですが、定年退職してからは、毎日開店前から列に並ぶように。一日中入り浸り、使う額も一日10万円近くと、『依存症なんじゃないか?』というレベルです。よく注意しているのですが、『俺のカネだからいいだろ』と返され、毎回言い争いになってしまいます」(57歳・男性)

日本のギャンブル依存症の4割近くが高齢者、頭ごなしに否定しないで

こういった場合髙橋氏は、「頭ごなしに否定したり追い詰めない」ことを推奨する。 「過度にパチンコにのめり込むような方に、高齢者が多いのは事実です。厚生労働省の調査班の研究では、日本のギャンブル依存症の4割近くが高齢者という推計が出ています。まずは『ギャンブル依存症問題を考える会』や『リカバリーサポートネットワーク』のような、専門の団体に相談することを考えてみましょう」
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3000万円の投資信託を購入させられる
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