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「通帳を新聞と一緒に捨ててしまった…」年老いた親のお金管理に要注意。見逃してはいけない“7つのシグナル”

70~80代の年老いた親は常にリスクに晒されている。だが、離れ離れに暮らしていると、そのわずかな異変に気づくことは難しい。病気、犯罪、異性の影……そんな見えない脅威から老親をイチ早く守る術を伝授! 今回はお金のトラブルについて解説していく。老親の老後資金を守るにはどうしたらいいのか。

通帳を新聞の間に挟んだのに気付かずに処分してしまった

[老親が危ない]診断

シグナル:財布が小銭でパンパンになる

親が高齢になると出てくる「金銭管理」の問題。計画性や判断能力が低下するため、思いもよらないトラブルが噴出することがある。 「今年80歳の母は几帳面で、昔は引き出しとか専用のボックスを作って通帳やカードの管理をしていたのに、5年ほど前から自分にしかわからないよう、“隠す”習性がつきました。この前も通帳を新聞の間に挟んだせいで、結局、処分してしまい……」(48歳・女性) このように高齢に伴ってお金の管理がおろそかになる、というケースは思いのほか多い。

常に家をきれいに、シンプルにしておくことで防げる

[老親が危ない]診断

髙橋佳良子氏

ファイナンシャルプランナーの髙橋佳良子氏が話す。 「資産管理がずさんになるという問題は、ラベリングをすることで、かなり改善できると思います。引き出しに何が入っているかをわかりやすく大きくシールで貼っておく。常に家をきれいに、シンプルにしておくことも、もしものことがあったとき、見つけやすくなります」
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父親がギャンブル依存症に…
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