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衣類についた“ピンク色のシミ”の原因は?正しい取り方をメーカーに聞いた

カビの胞子の色がつくシミも?

 ではどうやってそういった黄ばみを落とせばいいのか。 「衣類などを長く保管していると黄色くなるのも、お洗濯では落としきれなかった繊維の奥に蓄積した、目に見えない汗や皮脂汚れなどが原因です。保管する前には、首や脇の下・背中があたる部分などに液体の洗剤を直接塗布したり、少し濃いめの洗濯液でつけ置きしたり、酸素系の漂白剤などを使ってしっかり汚れを落とすことをおすすめします」
シミ

カビによる汚れ

 ほかにも、カビによるシミの問題もあり、福地さんによると「汗などで衣類が湿った状態が続くとカビが発生し、カビの胞子の色がついてしまうこともあります」とのこと。  原因によって色やシミのできるタイミングも変わってくる。シミを効果的に落とすには、シミの原因ごとに洗剤の選び方や洗濯方法を変える必要がありそうだ。

濃いピンクの「シミ」の正体

 また、洗濯方法によっては、ピンク色のシミができてしまうこともあるという。これは厳密に言うとシミではなく「変色」。 「多くはありませんが、日焼け止めがついたところに塩素系漂白剤が触れるとピンクに変色することがあります。これは生地自体が変色したわけではなく、生地に残っていた日焼け止めに含まれている成分の一部が塩素系漂白剤(ハイターなど)と反応してピンク色に変色したものと考えられます。  すべての日焼け止めでこの変色が起こるわけではありませんが、日焼け止めの注意表示にも記載がありますので、ご確認ください。ちなみに『ワイドハイター EX パワー』『ワイドハイター』『ワイドハイター PRO 抗菌リキッド』などの酸素系漂白剤では変色の心配はありません」
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こんな注意書きがある日焼け止めには要注意
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医療従事者として都内総合病院に勤務していたが、もともと興味のあったWebライティング業界に思い切って転身。大手メディアと業務委託契約を結び、時事ネタ・取材をメインに記事を執筆。中には450万PVを達成した記事も。ちなみに国内外問わず旅行が趣味で、アメリカ・オーストラリアで生活をした経験もあるバイリンガル。現在、海外移住計画中
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