更新日:2023年09月28日 15:38
スポーツ

“立浪中日”に「決定的に足りていない要素」とは。野村克也氏も語っていた意外な効用

今の中日に必要なのは…

 今の中日を見ていると、勝っているときのベンチ内は明るく見えるが、劣勢になると活気のあるムードとはほど遠い雰囲気になっているように見える。  だからこそ試合展開が劣勢や接戦になっても、明るい雰囲気を持つことが大切だと考えている。立浪監督はかつて「戦う顔をしていない」と選手を叱責したが、今の中日に必要なのは、「戦うムード作り」をすることだ。  もし野村氏が健在だったら、立浪中日を見てどうコメントを残していただろうか。立浪監督の采配や個々の選手の技術について語っていることも考えられるが、意外と「ユーモアの効用」についても触れていたかもしれない。  勝負の3年目となる24年シーズンは、立浪監督自身も変わることが求められる。今シーズンが終わったときには、あらゆる角度からチームを検証し、「新生ドラゴンズ」が見られることを期待したい。 <TEXT/スポーツジャーナリスト 小山宣宏>
スポーツジャーナリスト。高校野球やプロ野球を中心とした取材が多い。雑誌や書籍のほか、「文春オンライン」など多数のネットメディアでも執筆。著書に『コロナに翻弄された甲子園』(双葉社)
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