受験勉強せずに早大に現役合格。“勉強の代わりに”熱中したものとは
大学の自由な雰囲気に感動して
コンテストでは、特に、首都圏の学校に通う国際志向の学生と出会いました。彼らと学校の話をすると、驚きの言葉が返ってきました。みんな、推薦入試で大学に入ろうとしていたのです。
推薦入試に詳しくなかった彼のイメージは「推薦入試=優秀な人がうけるもの」でした。しかし、出会った学生は、自分と同じ等身大の子どもたち。「自分でも、受かるかもしれない」と思い始めました。
「高校2年生の夏に、早稲田大学のオープンキャンパスに行ったんです。高校生活では勉強ばかり強制されて、夏休みも勉強合宿に強制参加させられて、お世辞にも自由な生活を送っているとは言えませんでした。早稲田大学の自由な雰囲気と、勉強以外の経験も尊重してくれる姿勢に、深く感動したんです」
早稲田大学の社会科学部は、各都道府県から1人ずつ合格者がでる特殊な推薦入試を行っています。これなら勝てるかもしれない。帰国子女でもある相佐さんは、その経験を活かし、入試への挑戦を決意しました。
推薦入試の利点は、学力で足りていなくても、勝負の舞台に上がることができる点です。一般入試とは異なり、アドミッションポリシーと呼ばれる「理想の学生像」に沿って、審査されます。求められる能力が異なるため、適性があれば、誰でも合格できる点が、推薦入試の魅力であると相佐さんは語ります。
彼の推薦入試対策もアドミッションポリシーから始まりました。パンフレットを100回以上読み返し、自分の入りたい学部が、どのような学生を求めているかを徹底的に確認したそうです。
これからの入試の本流は推薦入試に
―[貧困東大生・布施川天馬]―
著述家、教育ライター。 一般財団法人「ドラゴン桜財団」評議員。 1997年生まれ。世帯年収300万円台の家庭に生まれながらも、効率的な勉強法を編み出し、一浪の末東大合格を果たす。著書に最小コストで結果を出すノウハウを体系化した『東大式節約勉強法』、膨大な範囲と量の受験勉強をする中で気がついた「コスパを極限まで高める時間の使い方」を解説した『東大式時間術』など。株式会社カルペ・ディエムにて、お金と時間をかけない「省エネスタイルの勉強法」などを伝える。MENSA会員。(Xアカウント:@Temma_Fusegawa)![]() | 『東大式節約勉強法』 目標達成のための最短ルート、最小コストの具体的な方法が満載 ![]() ![]() |
![]() | 『人生を切りひらく 最高の自宅勉強法』 週3バイトしながら東大に合格した著者が明かす「最高の勉強法」 ![]() ![]() |
![]() | 『東大合格はいくらで買えるか?』 東大生100人調査でわかった教育投資の正解 (星海社 e-SHINSHO) ![]() ![]() |
1
2
この連載の前回記事
【関連キーワードから記事を探す】
学歴は「学力で決まらない」激変する令和の大学入試。塾・予備校に通うのは「コスパ悪い」理由
「東大に行けるのに行かない」“地方の秀才”の問題点。「アンダーマッチング」が子供の選択肢を奪ってしまうワケ
東京大学が「合格基準が不透明な推薦システム」にこだわるワケ。「関東のお金持ちばっかり問題」解決の一手となるか
「東大を出てもお金持ちにはなれない」東京に住む“異常なコスパの悪さ”とは。東大生の生涯年収から計算してみた
世帯年収300万円台の貧困家庭から、1年半の勉強で東大に合格した男が実践した「無料でできる」受験対策とは
親が富裕層でも子どもは「体験貧困者」になってしまう。「わが子の感性を殺しかねない」大人の思考停止とは
【100万円が返済不要】北海道大学の奨学金制度が「宝くじ」と話題に。参加費タダの“神イベント”を実施する狙いとは
「1/2と1/3ではどちらが大きいか?」小学校教員の授業案が炎上…学校教育にケチをつける大人が続出するワケ
東大生が「商社・コンサル」に殺到する本当の理由。「別に仕事内容には興味ない」現役生が明かす就活のホンネ
今年の東大合格者数で見えた進学校の“最新勢力図”。昨年比33人減の“超名門校”は「凋落してしまった」のか
学歴は「学力で決まらない」激変する令和の大学入試。塾・予備校に通うのは「コスパ悪い」理由
東京大学が「合格基準が不透明な推薦システム」にこだわるワケ。「関東のお金持ちばっかり問題」解決の一手となるか
「出願を先生に妨害された」指定校推薦を許さない高校が存在するワケ。子供たちを振り回す“学校側の事情”とは
急増する“大学入試の年内化”は「貧困層だけにデメリットがある」理由。“一部の学生”だけが有利な状況に
大学の“推薦重視”は「お金持ち優遇のシステムだ」貧困東大生が苦言
早稲田大学在学中に“男優デビュー”した26歳男性を直撃。大学中退、生活保護受給を経て、現在の夢は
受験勉強せずに早大に現役合格。“勉強の代わりに”熱中したものとは
偏差値40の高校から“9浪”して早稲田大学へ「中学レベルからのやり直しが必要でした」
“12浪”の早大生が就活した結果…「8年生だから37歳なのに新卒」
“12浪”早大生が歩んだ数奇な人生「この世に大学は早稲田しかない」と考えていた
この記者は、他にもこんな記事を書いています









