大学受験、ペーパーテストではなく選抜入試をあえて選んだ理由「日本の詰め込み学習に違和感」
令和現在の大学入試には大きな変革が起きています。それは、ペーパーテストで入学者選抜を実施する一般選抜から、高校での活動実績や内申点、教授との面談などで合否を決める総合型選抜へと比重が傾いているということです。
これからの時代、机の上で勉強をしているだけでは大学に入れない時代もやってくるかもしれません。新たな大学入試を生き抜いていくために、今の我々に何ができるのか。本日は、総合型選抜に特化した塾である「クラウドセンバツ」の方にお話を伺っていきたいと思います!
本日お話を伺うのは、国際基督教大学4年生の渡辺貴紀さん。選抜特化塾である「クラウドセンバツ」の副塾長を務められています。もともと県内でも進学校に通っていたという渡邊さんですが、なぜ彼は一般受験ではなく総合型選抜入試を選択したのでしょうか。
「私は、山梨県でも有名な進学校に通っていました。もちろん学内の受験に対する士気は高く、『全員受験するぞ!』というような勢いで勉強していました。学校の方針として一般受験がメインでしたから、私のような選抜入試を使用する人は珍しかったと思います」
毎年東大に数人合格者を輩出するような名門校に通っていた渡辺さん。そういった進学校にありがちなのが「勉強して難関大学を目指す」という雰囲気です。言わずと知れた名門である開成高校などでも、「とりあえず、みんな東大受けとくよね?」という雰囲気があるのだと聞いたことがあります。そのような雰囲気があるからこそ、難関大学受験を公言してもバカにされることはなく、堂々と勉強ができるのです。
ここまで伺った時、筆者はつい「彼は学校の成績が良くなかったのだろうか」と思ってしまいました。というのも、前回の記事「大学入試『総合型選抜』に特化した塾では何を教える? 代表を直撃」お話を伺った河上さんの印象から、選抜型入試は「一般入試で太刀打ちできないような大学に入学するための手段」だと思っていたからです。
しかし、彼の高校時代の成績は中の上程度とそこまで悪くありませんでした。それでは、なぜ彼は選抜型入試を使って大学に入学したのでしょうか。
「私自身、勉強はむかしから好きでした。とはいっても、机の上でするお勉強よりも、より実用的な勉強が好きだったんです。実用的というのは、例えばインタビュー番組やドキュメンタリー番組、対談番組のような、実際の経験や出来事に基づいて放映されるテレビ番組などから得られる知識のことです」
彼は、学校以外では使われないような頭でっかちな知識だけを教えて、より実学的な内容を教えてくれない、日本の学校の教育に対して違和感を抱いていたといいます。「教科書を読み込む」「テストは暗記で乗り越える」ということが好きではなかったという渡辺さん。自分はどう思うのか、どう考えているのかをより重視して評価してくれる環境に活きたかったのだと言います。
とはいえ、基本は一般入試で頑張るつもりであったといいます。選抜入試を受けたのは、一般入試では得られない別のチャンスを得たいという思いから。すなわち、「一般入試だけ」「選抜入試だけ」ではなく、両方をとることによって、チャンスを2倍にしながら大学を受験しようと考えたのです。
「選抜型入試の強みは、一般入試では得られない別のルートを選択できるところです。一般入試だと倍率も高い場合が多いのですが、選抜入試の倍率をみると、それよりは低いということもざらです。例えば、MARCHなどは一般入試で8倍程度ですが、選抜型入試ならせいぜい3倍から4倍で突破することができます」
学生時代に色々な経験を積んでおくことは必要ですが、それでも選抜型入試には、今までの一般型選抜にはなかった魅力があると語ります。彼もまた、英語ディベート部での活動で全国大会に出場したり、短期留学をしたりと、様々な経験を積んでいました。それらの経験があるのであれば、選抜型入試を選ぶのも手であると言います。
【詳しくはこちら】⇒「東大生インタビュー クラウドセンバツ副塾長 渡辺貴紀に聞く!国際的な活動への思い」はこちらへ
選抜入試を選択する学生は珍しかった
日本の学校の教育に抱く違和感
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著述家、教育ライター。 一般財団法人「ドラゴン桜財団」評議員。 1997年生まれ。世帯年収300万円台の家庭に生まれながらも、効率的な勉強法を編み出し、一浪の末東大合格を果たす。著書に最小コストで結果を出すノウハウを体系化した『東大式節約勉強法』、膨大な範囲と量の受験勉強をする中で気がついた「コスパを極限まで高める時間の使い方」を解説した『東大式時間術』など。株式会社カルペ・ディエムにて、お金と時間をかけない「省エネスタイルの勉強法」などを伝える。MENSA会員。(Xアカウント:@Temma_Fusegawa)
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