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自動車整備工場の悪行がドライブレコーダーに映っていた!“動かぬ証拠”を提示された業者は

近所の整備工場に車を預けた結果

赴任前に時間もあったので、休日を使って新天地を訪問したんです。そしたら、運が良いことに転居先のすぐ近所に輸入車専門の整備工場があったので、なにかの縁だと思い、とりあえずそこに決めました」  そんなこんなで、岸本さんは無事に引っ越し作業を終え、挨拶がてらオイル交換などの簡単なメンテナンスをお願いしたところ、とんでもない事態になったそうです。 「その日、開店一番にコルベットを預けに行き、その後、前任の担当者と同行して取引先へ挨拶回りをしていたんです。夕方前には終わったので、その足で愛車を引き取りに行き、そのまま少しドライブをしていたのですが、なにかエンジンの調子というか吹き上がりが悪く、その日は早めに帰宅しました」  心配性な岸本さんは、オイル交換中の映像をドライブレコーダーに録画していたようで、帰宅後に念のため確認したそうです。すると、そこには信じられない映像と会話が映っていたのだとか。

ドライブレコーダーに映った信じられない悪行

ドライブレコーダー「僕のコルベットC7は、ボンネットが一般的な開閉と逆なんですよ。つまり、普通ならボンネットが邪魔して作業風景は映らないのですが、このクルマの場合はバッチリ見えるんです。それで、その映像をしばらく見ていると『ちょっとオイルたんねえから、アレもってきてくれよ。前の軽自動車に使った残りのヤツ。大丈夫だって、少しくらい』という音声と映像が入っていました。一瞬耳を疑い、その日は怒りが込み上げてろくに睡眠もできませんでした」  エンジン不調の原因を突き止めた岸本さんは、翌日怒鳴り込むことにしたそうです。 「翌日、開店と同時に整備工場へ行きました。僕の表情を見た整備担当者は、おそらく何かを察知したんでしょうね。一瞬、奥の事務所に引っ込んで店長らしき人物と一緒に出てきました。スマホにダウンロードした動画の一部始終を見せてやったら、ただ平謝りでしたね」
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第二の被害者を出さないために
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愛犬ベルクちゃんと暮らすアラサー派遣社員兼業ライターです。趣味は絵を描くことと、愛犬と行く温泉旅行。将来の夢はペットホテル経営
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