更新日:2024年10月10日 17:29
仕事

女性用下着売り場に“毎日”来店する「怪しい男性」。女性客が不快感をあらわにするも…対応に苦慮

不快感をあらわにする女性客が増えていて…

 細田さんは、ひとつ上のフロアに入っているジュエリーショップの店長に相談を持ちかけたといいます。 「特に被害とか問題が起きている訳ではないのですが、なんとなく釈然としないので、仲の良い店長に話を聞いてもらったんです。すると、そこのお店でも似たようなケースが過去にあったらしんです。ただ、その客は身なりも清潔ではなく、半ば泥酔状態だったので、最終的には警備の方に対処をお願いしたそうなんです」  しかし一方で、細田さんのお店に訪れる男性客は、外見も含め何の問題もないため、ますます対応に苦慮することになったそうです。 「私がいろいろ悩んでいる間も、あの男性客は毎日訪れているんです。ここ数日では、以前の女性客のように不快感をあらわにするケースが明らかに増えているんですよ。何か決定的な手を打たねばならないと感じました」

当たり障りのない解決方法

ランジェリー 細田さんは、お店の定休日に本社へ出向き、統括マネージャーに助け舟を出してくれるように懇願したといいます。実は、本社でも最近そのような事例が少なからず起きていることを確認していたそうで、会社的な統一ルールを策定すると言ってくれたそうです。 「結構時間がかかりましたね。それで、会社側が出した答えは『このお店には女性以外のお客様も来店されます。ご理解、ご協力のほどどうぞよろしくお願いいたします』という店内掲示を行うというものです。ま、これが今の限界なんですかね」  早速、細田さんは、本社から送付されてきた店内掲示用POPを入り口などの目立つ場所に掲示してしばらく様子を見ることにしたそうです。 「あの男性客ですか? 相変わらず毎日来店されてますよ。あ、でもこの前はじめて商品説明を求められたんです。『これは僕に似合いますかね?』と、なんとなくこの先もいろいろありそうですね」 <TEXT/ベルクちゃん>
愛犬ベルクちゃんと暮らすアラサー派遣社員兼業ライターです。趣味は絵を描くことと、愛犬と行く温泉旅行。将来の夢はペットホテル経営
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