フレンチで“恥をかかない”作法5選。「知ったかぶり」するのが一番恥ずかしい
家族や恋人との特別な食事で、「おしゃれなフレンチ」を期待されることはありませんか? そんな時、普段行き慣れていないと、店でのふるまいにはじまり、マナーやカトラリー使いなど不安を感じるのは当然です。恥ずかしくならない最低限のルールをおさえて堂々とふるまうことができるなら、それに越したことはないはず。
そこで、今回はその道のプロに指南してもらいたいと思います。お話をうかがったのは、東京・銀座でシーフードを得意とするモダンフレンチ専門店「Opuses (オウパセズ)」のフード アンド ビバレージ ディレクターの石丸潤さん。フランス料理が初めてでも緊張しない、安心して楽しめるポイントをお聞きしました。※お聞きした内容は、すべてのフレンチレストランに該当するとは限りません。
まずは来店時に気をつけるべきことから。「基本的にはお客様の常識の範囲でお考えいただければ大丈夫です」と石丸さん。お店で恥ずかしくならないようにという視点であえて聞いたところ、ジャケット着用が安心で、サンダルや短パンは避けられるなら避けるべきとのこと。また、同伴者含めて強い香水をつけることは、周囲への迷惑にもつながるため控えた方が良さそうです。
女性をエスコートする際は、基本的には女性優先で考えるのが正解。それなりのレストランであれば椅子はスタッフが引いてくれるので、女性の椅子を引いてあげる必要はありません。カトラリーやナプキンは使いやすいようにセッティングされているので、安心して自由に使いましょう。ナプキンは、二つ折りの状態にして膝にかけ、折り目は自分側にするとスマート。とにかくわからない時は素直に質問するのが正解です。
昔ながらの高級店でたくさんの銀食器が並んで……。今ではそのようなお店ばかりではなくなりつつあります。高級店でもカジュアルなセッティングも増えていて、カトラリー使いで迷うような場合は、大概事前に説明があるそう。「お店にもよりますが、うちではお箸も準備しています。ご要望いただければご提供しますから、ご心配無用ですよ」という言葉に安らぎました。
また、必ずしもナイフとフォークで食べなければいけないというわけでもなく、手で食べるような一皿が出てくることも。もちろん食べ方は丁寧に教えてくれます。万が一食べ方がわからない場合は、気軽に質問をするべきでしょう。例えば、今回のデザート「黒ゴマのメレンゲ」。一見戸惑うビジュアルですが、下にイチゴのアイスクリームやピスタチオのムースが入っているので、スプーンですくうのが食べやすいと教えてもらいました。
①来店着席時は、お店の案内に従おう
②ナイフとフォークに固執しすぎなくても大丈夫
食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。世界中の健やかな食文化を追求。女子SPA!連載から生まれた海外向け電子書籍『Healthy Japanese Home Cooking』(英語版)が好評発売中。Twitterは@sugiakatsuki12。
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【取材協力店】
「Opuses (オウパセズ)」
東京都中央区銀座8-9-4 ザ ロイヤルパーク キャンバス 銀座8 14F
03-6263-8432
【9月22日(金)~10月15日(日)】
誰でも気軽に、おとくにフレンチを楽しめる、国内最大級のフランス料理イベント「ダイナースクラブ フランス レストランウィーク」を開催。Opusesも参加、フレンチ業界で特に注目を集めているフォーカスシェフのひとりとして同店の十楚武志シェフが選出されている。
ダイナースクラブ フランス レストランウィーク公式サイト
「Opuses (オウパセズ)」
東京都中央区銀座8-9-4 ザ ロイヤルパーク キャンバス 銀座8 14F
03-6263-8432
【9月22日(金)~10月15日(日)】
誰でも気軽に、おとくにフレンチを楽しめる、国内最大級のフランス料理イベント「ダイナースクラブ フランス レストランウィーク」を開催。Opusesも参加、フレンチ業界で特に注目を集めているフォーカスシェフのひとりとして同店の十楚武志シェフが選出されている。
ダイナースクラブ フランス レストランウィーク公式サイト
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