長い巣ごもり生活で、自宅にいろいろな物を溜め込んでしまったという読者は少なくないだろう。不要になった物は捨ててしまいがちだが、売ると思わぬ収入になる可能性も。フリマサービスの「メルカリ」を利用して、不用品を売るためのテクニックをプロに教えてもらった。 「メルカリの規約で出品できない物以外でしたら、基本的になんでも売れます」と豪語するのは物販スクール主宰し、2500人を超える受講生にノウハウを伝えてきた瀬戸山エリカ氏。 「壊れた家電やテレビのリモコンといったジャンク品も売れるので、とにかく出品するのが大事。特にレディースの衣類や小型家電、本、マンガなどは売れやすいですし、初心者でも扱いやすいのでオススメです」 　衣類や本、マンガはまとめ売りすることで、梱包や発送が楽になるメリットも。これらの不用品がある場合は、優先的に販売リストへ加えるといい。 　いくら不用品といっても、できれば高く売りたいと思うのが人の性。とはいえ欲をかいて値段を高く設定してしまうと、売れ残って処分に困ってしまう。 「商品の値段は、同じ物がメルカリで過去にいくらで売れたかを参考にしましょう。売りたい商品の名前で検索して絞り込みを行い、販売状況から売り切れになったアイテムを見れば、相場が分かると思います。 早く売りたければ相場と同じか少し安い値段に、ちょっとでも儲けたいなら少し高い値段にするといいですが、値段を高めに設定しておくと100円値下げのテクニックが使えます。メルカリでは、商品を値下げすると新規出品の扱いになり、商品が上位に表示されます。このシステムを利用すれば人の目につきやすくなるので、売れやすくなりますよ」 　ただし、安くしすぎて発送費用が商品の販売価格を上回ってしまうと、赤字になってしまうので要注意。発送費用や梱包などの手間を考えたうえで、価格の最低ラインを考えて値段を設定するように。