数あるアイテムの中から、自分の商品を見つけてもらうためには、タイトルの付け方も重要になる。 「タイトルを付けるときは、自分の商品がどんなキーワードで検索されるのかを考えるのが大切です。たとえば、メルカリで『AirPods』を売るとしましょう。『AirPods』で検索する人のほかに、『エアポッズ』とカタカナで検索する人も多いですよね。 そこでタイトルは『エアポッズ AirPods 第2世代……』のように、左から検索されやすいキーワードを並べると、よりたくさんの人に見てもらいやすくなります。タイトルの頭に、『新品未使用』や『中古美品』といったキーワードを入れる人もいますが、これは文字数が余れば入れるくらいでいいと思います」 　商品を見つけてもらううえで、タイトルと併せて重要となるのが説明文だ。 「説明文の文章も検索でヒットするので、説明文はできるだけ長く書くように。何を書くか悩む人もいますが、タイトルに入らなかったキーワードを入れるといいですよ。キーワードのほかに、商品の不備、保管方法などを書いておくと、購入者とのトラブルを防ぐことができます。 メルカリには説明文のテンプレが用意されているので、それをベースに改良して登録しておくと出品しやすいです。同じ商品を扱っている、出品者の説明文を参考にするのもいいでしょう。また、ペットの有無や喫煙状況をプロフィールにあらかじめ明記しておくとトラブルを未然に防げる可能性が高まります」 　ちなみにハッシュタグは、「初心者はやらないほうがいい」という。 「ハッシュタグは大量の商品を管理したり、検索したりするときに便利な機能です。メルカリでビジネスを行っている人向けの機能なので、初心者はやらなくて大丈夫です」 　これらのテクニックを実践したうえで、丁寧な梱包を心がければ、メルカリも活用できるはず。不用品をお金に変える実はそう難しくないかもしれない。 ＜取材・文／黒田知道＞