また、大々的に引退宣言をした女優でも、似たようなケースがある。 1.「もう業界には戻ってきません！」と引退宣言 2.数か月後にプロダクション移籍し、改名して復活 3.プロダクションを退所 4.1年後に再び移籍し、改名して復活 　このように「さようなら」と「ただいま」を忙しく繰り返すタイプも。 　あまりに引退と復活を何度もやれば“引退詐欺”のような形になり、とにかく印象が悪くなる。二度三度同じことをされるとファンも飽き飽きし、ユーザー離れに繋がる恐れがあるため、「継続と引退は慎重に決めるべき」と言えよう。 　復活にも様々な理由があり、出戻りも茨の道。「復帰したところで稼げる保証はない」ということが、「脱げばどうとでもなる時代が完全に終わった」ということを示唆していると筆者は思う。 　実際に推していた女優が出戻ることでアレな事情を抱えているのではないか……？　と危惧するファンも少なくないらしい。光と闇が著しい業界だからこそ、素直に喜べないファンは一定数存在するようだ。 　ただし前向きな理由の復帰であれば悲壮感はないし、ある程度の期間は活動を続けてくれるだろう。もし推し女優が再始動したのなら、（※何度も引退詐欺を繰り返していない場合に限り）温かい目で見守っていただきたい。 文／たかなし亜妖元セクシー女優のフリーライター。2016年に女優デビュー後、2018年半ばに引退。ソーシャルゲームのシナリオライターを経て、フリーランスへと独立。WEBコラムから作品レビュー、同人作品やセクシービデオの脚本などあらゆる方面で活躍中。