これが大事なポイントですが、まずは自分が「太っている」ということを、自分自身が認めてあげることです。「オレはどうせ太っているから」などと引け目に感じて消極的になっては人生のあらゆる可能性を失ってしまいます。 　体型を隠したり誤魔化したりしてもすぐにバレてしまいます。そっちのほうが相手からすると扱いにくい人に思われてしまうかもしれません。また、「オレは痩せればモテるんだけど……」と言い訳しながら結局太ったままなのも意味がありません。そう思っているならば、すでに痩せる努力をして、なおかつ今モテているはずなので。 　それよりも初対面の人に「この人太ってる」と感じさせる前に自ら「デブですけどよろしく！」と言って笑わせるくらいでいいのではないでしょうか。 　若い世代ならば、体型などの見た目だけで人を判断することもあるでしょう。しかし、ある程度の人生経験を積んだ大人の女性にとっては「太っている」だけではマイナスにはなりません。それだけで決めつける女性とは、むしろ付き合わないほうが無難でしょう。 　デブ諸氏に限らず、人間社会を生きる全ての人たちにとって基本と言えます。 　ビジネスで言えば、商品を売る際にも自分の感覚だけで「良い」と思ってゴリ押ししても、人それぞれでライフスタイルや価値観が違います。お金を出して買うわけですから、いらないものはいらない。買う側の立場になって、喜ばれるようにしなければなりません。 　女性との接し方でも相手の気持ちを考えて「痒いところに手が届く」振る舞いが好感度に繋がっていくわけです。例えば、自分の言いたいことばかり言う人と、相手の話を聞いてあげる人では違ってくるはず。女性は、自分の話を親身になって聞いてくれる人に好感を持つ方が多いようです。お酒の席でも女性のグラスが空になっていたら「次は何を飲みますか？」と聞いてあげたり、料理が運ばれてきた際に取り分けてあげたり。相手が求めていることをサラリとやってあげる。 　つまりはホスピタリティー精神。「思いやり」を常に意識していれば、あなたに好意を抱く人は多いと思います。女性ならば恋愛に発展するかもしれませんし、男性ならば仲の良い仲間になるかもしれませんし、ホスピタリティー精神を持っていることは、人生のあらゆる場面で大きなアドバンテージになってくると思います。