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英国風パブ「HUB」が“いつも混んでいる”3つの理由。従来の居酒屋にはないウリとは

MIXIとのコラボで200店舗体制を目指す

今後は2030年までに200店舗展開という目標を掲げています。ウイスキーなどの新規商材を使った期間限定メニューやスポーツイベントといった従来とは変わらない集客施策も掲げていますが、特に注目すべきは意外なMIXIとの協業です。 現在のMIXIはゲームアプリ「モンスト」を収入源としていますが、近年、モンストに代わる収入源を模索すべくJリーグの「FC東京」や、Bリーグの「千葉ジェッツふなばし」を傘下に置きました。そしてスポーツバー予約サービスの「Fansta」も運営しており、スポーツに注力した戦略が見られます。 スポーツ関連で稼ぎたいMIXIが注目したのがHUBであり、MIXIの手がけるファンド「Tech Growth Capital」は2021年、ハブの株式約2割を取得しました。両者の協業によって今後、HUBで交流イベントの開催やコラボドリンクの提供が行われるようです。 MIXIとの協業によって、今後HUBはスポーツバーとしての側面がさらに強くなっていくことでしょう。欧米のようなスポーツバー文化が定着すれば、さらなる拡大が期待できそうです。しかしながら一般客を取り込んできた部分もあるので、スポーツへのシフトが強すぎると新たな施策は凶と出るかもしれません。 <TEXT/山口伸>
経済・テクノロジー・不動産分野のライター。企業分析や都市開発の記事を執筆する。取得した資格は簿記、ファイナンシャルプランナー。趣味は経済関係の本や決算書を読むこと。 Twitter:@shin_yamaguchi_
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