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「イクイノックスVSドウデュース」は名勝負の予感!過去の激闘のライバル対決3選

直接対決は全くの五分 コパノリッキーVSホッコータルマエ

競馬

ここまでの対戦成績は1勝1敗。週末の天皇賞(秋)で雌雄を決するイクイノックスとドウデュース

 ウオッカダイワスカーレットと同じく、ウマ娘化もされているコパノリッキーホッコータルマエ。2頭の最初の対決は2014年のフェブラリーSでした。といっても、当時はライバル対決というわけではなく、すでにG1を5勝していたホッコータルマエに対し、コパノリッキーは怪我から復活してなかなか思うような結果が出ていない状態で、単勝オッズ272.1倍の16番人気。しかし、このレースでホッコータルマエを降し、復活を果たしました。  その後のダート戦線は2頭が覇権を争う時代となり、コパノリッキーとホッコータルマエは10度の対決で対戦成績は5勝5敗(先着回数)。完全に五分五分の力関係であり、実際に前者はG1を11勝し、後者も10勝と遜色ありません。レースの条件や展開で勝ったり負けたりを繰り返すという、まさにライバルに相応しい2頭でした。  また、この2頭の面白いところは、ワンツー決着が前述のフェブラリーSと2014年東京大賞典しかなく、後者もコパノリッキーが0.8秒差の完敗を喫しています。つまり、どちらか一方の持ち味が活きる際には、もう一方の持ち味が活きないということ。コパノリッキーは中距離までこなすマイラーで、道中締まった流れの持続力勝負が得意であるのに対し、ホッコータルマエはマイルもこなす中距離馬で、中盤が緩む瞬発力勝負に強いというイメージを持っています。  違うベクトルの能力が長けているというのはウオッカとダイワスカーレットと似ており、対戦成績からも甲乙つけられないように議論のテーマとなりがちですが、それぞれ異なる分野で最強というのが個人的な結論です。

そして今週末も2頭のライバル争いが…

 そして今週末の天皇賞(秋)もまた、イクイノックスドウデュースという2頭のライバル対決が実現します。これまでの対戦成績は皐月賞でイクイノックスが先着し、日本ダービーでドウデュースが先着と1勝1敗。日本ダービー以降は対決が叶わず、イクイノックスはその間にG1を4勝して世界最強馬の称号を獲得しています。  3度目のマッチアップはどちらに軍配が上がるのか。今年は天覧競馬ということでより盛り上がりが増します。ぜひ名馬達の熱い戦いをご覧ください。 文/安井涼太
各種メディアで活躍中の競馬予想家。新刊『安井式上がりXハロン攻略法(秀和システム)』が11月15日に発売された。『競走馬の適性を5つに分けて激走を見抜く! 脚質ギアファイブ(ガイドワークス)』『超穴馬の激走を見抜く! 追走力必勝法(秀和システム)』、『安井式ラップキャラ(ベストセラーズ)』など多数の書籍を執筆。
Twitter:@RyotaYasui

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(秀和システム)

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